深夜図書

不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

哲学

純粋異性批判 女は理性を有するのか?/中島義道~自分の主観的好みと客観的美って切り離せる?~

≪内容≫ 「仕事と私とどっちが大事なの!」「浮気するなら私にわからないようにして!」……男には決して理解できない女の論理は、一体どこから生まれるのか?カントの『純粋理性批判』の構成に倣いつつ、「女という不可解」を徹底解剖する大胆不敵な女性論にして…

カント 美と倫理とのはざまで/熊野 純彦~美しい人って自然な人のことを言う~

≪内容≫ 生の目的とは?世界が存在する意味とは?カントの批判哲学が最後に辿りついた第三の書『判断力批判』から、その世界像を読み解く鮮烈な論考。 パラパラ~っとめくって目についたのは 芸術とは「天才」の技術である それだけで読みたい!と手に取ってし…

これからの「正義」の話をしよう/マイケル・サンデル~しかし、やってみないことには、わからない~

≪内容≫ 「1人を殺せば5人が助かる。あなたはその1人を殺すべきか?」正解のない究極の難問に挑み続ける、ハーバード大学の超人気哲学講義“JUSTICE”。経済危機から大災害にいたるまで、現代を覆う苦難の根底には、つねに「正義」をめぐる哲学の問題が潜んでい…

宗教の理論/バタイユ~労働によって人間になり、労働によって自由を奪われ、労働によって死を怖れる~

≪内容≫ ミシェル・フーコーをして「今世紀で最も重要な思想家のひとり」と言わしめたジョルジュ・バタイユは、思想、文学、芸術、政治学、社会学、経済学、人類学等で、超人的な思索活動を展開したが、本書はその全てに通底・横断する普遍的な“宗教的なるも…

エロスの涙/バタイユ~洞窟壁画や西洋絵画が裸体だったりエロイのはなんでだろう~

≪内容≫ 「私が書いたもののなかで最も良い本であると同時に最も親しみやすい本」と自ら述べた奇才バタイユの最後の著書。人間にとってエロティシズムの誕生は死の意識と不可分に結びついている。この極めて人間的なエロティシズムの本質とは、禁止を侵犯する…

差別感情の哲学/中島義道~人の能力の差異を認めた上で、なぜフェアな戦いを要求するのか~

≪内容≫ 差別とはいかなる人間的事態なのか? 他者に対する否定的感情(不快・嫌悪・軽蔑・恐怖)とその裏返しとしての自己に対する肯定的感情(誇り・自尊心・帰属意識・向上心)、そして「誠実性」の危うさの考察で解明される差別感情の本質。自分や帰属集団を誇…