深夜図書

毎日23:30更新の書評ブログです。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

カンボジア旅行記⑦トゥクトゥクに乗ってキリングフィールド編

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朝から晩まで運転してくれました。

もうベリーベリーロングウェイだったので、謎の連帯感が生まれましたw

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前日のアンコールワット散策の時~

皆、明日の自由行動なにしますか?

丸一日フリーなのです。

一人旅の男性「オプショナルツアーを組んであります。」

二人組の女性①「知り合いのツアーがあるから頼んでます。」

二人組の女性②「全部バスで行けるツアーを頼んでます。」

ロッティ「で、あなたたち明日どうするんですか?」

私達「未定です。」

ロッティ「・・・・はぁ。そうですか。もう皆頼んでますよ。ツアー頼むなら3時までに言ってくださいね。」

 

分かるよ。危険だと言いたいんだろう。でもさ

せっかく来たからさ、何か交渉とかしたいじゃん。

何かハプニングとかあった方が楽しいじゃん。ハードなのは嫌だけど

安全第一だけどさ、せっかくだからさ・・・トゥクトゥクに乗りたい!!!そして値段交渉したい!!!

 

私「キリングフィールド行きたい!!」

友人「ベンメリア行きたい!!」

私「じゃあ二人で30$にしてもらおう!」

友人「大丈夫かな?相場わからん・・・」

私「まぁさ、とりあえず言ってみようよ!」

 

玄関を出ると

 

ドライバー「ヘイ!!」

私達「!!!!!」

ドライバー「どこ行くの?」

私達「(地図を見せながら)キリングフィールドとベンメリア!」

ドライバー「OK!60$ね!」

私達「ファ!!??」

しかし、英語がほぼ出来ない私達・・・。

「恐れ入りますが」って英語で何て言うの!?

とりあえず無理だけど無理だけど、なんて言っていいか・・・

私達「ア・・・ア・・・40$しか出せない・・・」

ドライバー「・・・ok。。(ノω・、) じゃあ乗って!ヾ(*´∀`*)ノニコッ」

 私達「あざーーーーーす!!!イエー!!!!」

30$設定が即効で打ち砕かれたのに交渉成立に浮かれる二人。

 

ドライバー「じゃあキリングフィールドから行くよ!!」

私達「おっけぇええええええ!!!」

 

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キリングフィールド(シェムリアップ)に到着。

実は、この時、自分が行きたかったキリングフィールドがプノンペンの方だったとは気付かなかったのです。。。 

 

私「さぁ!有料音声ガイドを借りるぞ!!」

友人「え?そんなんどこあるの?」

私「何か入口にあるでしょ!色んな人のブログに書いてあった!」

友人「おっけ~♪」

 

~5分後~

友人「なくない?」

私「音声ガイドなくなっちゃったのかなぁ。じゃあキリングツリー探そう!」

友人「おっけ~♪

 

~20分後~

友人「なくない?」

私「・・・あれ?」

ドライバー「ねぇまだ?」

私「ねぇこれ知らない?(スマホで写真を見せる)」

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ドライバー「ちょっと待ってて!」

そこら辺にいた人にクメール語で話しかけるドライバー。

そこになんだなんだと人が集まってくる・・・。

 

皆で首を傾げたり、画像を指さして話したり・・・

カンボジア人・・・優しすぎるやろ・・・(。´Д⊂) ウワァアア

 

ドライバー「ごめん、分からない・・・でも無いと思う。。」

私達「・・・ありがとう。。じゃあとちょっと見てくるからあとちょっと待ってて!」

ドライバー「えっまだ見るの・・・(;´Д`)

この教訓を生かしたのか次からは見学前に集合時間を決められてしまうのだった・・・。

 

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キリングフィールドって一ヶ所じゃないんですね。プノンペンシェムリアップだけじゃない様です。

大体キリングフィールドに行く、もしくは行ったというと「なぜそんな所に?」や「ヘビーな所に行ったね」と相手が引き気味になってる様に感じるのですが、この写真、胸が苦しくなりませんか?

 

苦しいのは嫌、楽しいのは好き。当たり前の感情。

なんだろう。他国まで行って悲しい思いなんかしなくたっていいし、綺麗な海を見たり、遺跡で歴史を感じたり、でもそれだけでいいんだろうか。

臭いものに蓋をしていないだろうか。

無意識に目を瞑ってしまっていないだろうか。

無意識だからそんな自分にさえ気付いていないのではないだろうか。

 

起ってしまった事は戻らないし、負の歴史に涙流したって自己満足だけど、私は今の世界が出来るまで起ってきた事を知ることでこれからどうやって生きていきたいかっていうのが見えてくる気がするから。

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寺院には子供がたくさんいて「ワンダーラー・・・ワンダーラー・・・」と言って物乞いしてきます。

中は靴厳禁なので靴を脱がなければいけません。

そうするとサーッと何人かの子供が寄って来て綺麗に靴を直すんです。

「綺麗に揃えたよ?お金ちょうだい?」という具合に。

 

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ここでも子供達が線香を渡してきます。

無言で渡してきますが、受け取ったらお金を要求されます。

 

子供たちとっても大きなクリクリした可愛い瞳で見つめてきます。

たかが1$・・・あげれば幸せになれるの?

観光客なんて、一週間足らずで帰る人がほとんどで、

そんな人間が正義を振りかざしたつもりで「そんな事はしちゃいけない!」なんて説教するのも何か違う。

だけどあげるのも何か違う・・・

 

お金ってタダじゃないんだよ。労働の対価なんだよ。その労働に見合う対価なんだよ。

でもさ、でも子供に出来ることってなんだろう。

この子たちが孤児なのか、親はいるけどお金稼ぎの為に寺院で物乞いを命じられているか真相は分かりません。

日本なら・・・児童養護施設がある。でも、児童養護施設にも入れずに死んでしまう子供もいるし、存在さえ隠されている子もいる。

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生きているのは、おとなだけですか。

大人になる為に一生懸命砂糖菓子の弾丸を撃ち続ける子供たち。

 

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この中では解説付きのイラストがある。

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この中を見学している時も子供が一生懸命壁をバンバン叩いて存在を知らせてきます。

悪意はないと思うのですが、この中の絵の悲惨さ、息苦しさ、仄暗さ、その中で絶えず響く「バン!!バン!!」という音。

もう息が苦しくて怖くってしょうがなかったです。

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その後トゥクトゥクに戻ると入口の団体の人が声をかけてきました。

是非アンケートに答えてくれないか・・・と。

カンボジアで起こっている子供の人身売買、女性への暴行を防ぐために何をすればいいと思うか

 

私はとても悲しくなった。

自分勝手だけど、カンボジアに着いていい印象しか受けなかったから。

タコトで日本語で話せる人がいたので聞いてみた。

「信じていないわけじゃないけど本当にこんな事が起きているの?」と。

その人は困ったように笑い「うん。」と答えた。

そして「コーヒーを飲みますか?」と聞いてきて、これはアンケートに答えるとコーヒーを一杯サービスするよというものなんですが

私達はブラックが飲めないので「いらないよ。」と答えました。

すると悲しそうな顔で「そう・・・」と言ったのです。

 

私はそのアンケートに「教育」と書きました。

私は日本人で、海外はカンボジアが初めて。

基準は日本しかありません。

カンボジアに来て思ったのは「貧乏だと思い込んでいる」のではないかという事です。

ガイドのロッティは日本語ペラペラですが、日本に行ったことはないと言っていました。道の牛を見て「カンボジアの牛は日本のように大きくならない。栄要がないから。」と解説する。

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カンボジアは道に牛や鶏や猿とかいっぱいいます。

 

日本って金持ちじゃないよ。

言うなればアメリカだってイギリスだって金持ちじゃないよ。

どこの国だって金持ちもいれば貧乏もいるよ。

 

金持ちに「金持ってるんだから一万位ちょーだいよ」は違うでしょ?

金持ちになる為にその分働いている。

過労死するほど働いている。それもよくないけど・・・

その中の一時の旅行で大枚使おうが、そのお金を時給に換算したらそこまで高く貰ってないよって事たくさんあると思うんです。

 

日本人が色んな国に行けるのは、年月をかけて他国に信頼を作ってきてくれた日本の先人のおかげ。

今を生きている私はその恩恵を当たり前として使うだけじゃなくて、これから生まれる子孫に何かを残していけたらいいなと思う。

 

カンボジアにはアンコールワット遺跡を筆頭に数多くの歴史的遺産があるし、伝統的な雑貨もあるし、フルーツや野菜も豊富。

そして何より人がいいなと思う。

もちろんどんな国にだって悪人はいる。でもカンボジアの人は基本おおらかだから。

そしてよく顔に出る。笑

悲しい時、嬉しい時、不満な時、失敗しちゃった時・・・その素直さのチャーミングな事!

 

トゥクトゥクバイタクの値段交渉も、オールドマーケットの値段交渉も、商売。

だけど、物乞いは商売じゃないよね。

www.unicef.or.jp

ポルポトは頭のいい人を殺していって、教育を廃止した。

sva.or.jp

 

アンコールワットだけで満足しないで、カンボジアという国の歴史、それによって起こっている今の問題、すべてが今に繋がっている。

 

一人一人に出来ることはないに等しいかもしれない。

でも知ることは無駄じゃない。肌で感じる事、感じた事を自分の言葉で表す事。

その一歩が未来への一歩。

私はそう思う。

 

ドライバー「ねぇトンレサップ湖行かない?」

私達「え?40$で行ってくれるの?」

ドライバー「ううん、60$(`・ω・´)」

私達「ん~まぁいっか。行く!!」

ドライバー「おっけ~♪じゃトンレサップ湖から行くよ!」

私達「おねがいしまーす!!!」

 

ここから最大に長い旅が始まったのだった・・・

 

次回はトンレサップ湖について書きます!