深夜図書

不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

「超」文章法/野口悠紀雄~文章に関わる全ての人に有益な本~

≪内容≫

企画書、評論、論文など論述文の目的は、伝えたいメッセージを確実に伝え、読み手を説得することだ。論述文の成功は、メッセージが「ためになり、面白い」かどうかで決まる。それをどう見つけるか。論点をどう提示するか。説得力を強めるために比喩や引用をどう用いるか。わかりやすい文章にするためのコツは。そして、読み手に興味を持ってもらうには。これまでの文章読本が扱ってこなかった問題への答がここにある。

 

今までの経済の本を4冊くらい読んだのですが、とても読みやすくて尊敬しています。経済の話は正直つまらない部類なんですが、つまらなく感じなくてどんどんページが進みます。

そんな人が書いた「超」文章法。

役に立たないわけがない!

 

 

引用せよ!

f:id:xxxaki:20170418203335j:plain

仮にあなたが何の引用もなしに手ぶらで出かけていったら、あなたの論考の内容がどんなに斬新でどんなに独創的であろうともー否むしろ、斬新で独創的であればあるほど、-権威主義主義の先生にコテンパンにやられるだろう。

ちなみに一般的なエッセイや講和などでは、聖書・シェイクスピア・ゲーテが三大引用元だと書いてあります。

うぇえ、ゲーテしか読んだことない。

 

つまり引用するにも知識が必要なんですよね。

読み手も書き手も。

書き手は知らなきゃ書けないし、読み手は知らなきゃ理解出来ない。

中村文則さんの作品はドストエフスキーを読んでいればもっと違う印象だったり、深く感じ取れるところがあるかもしれない・・・と思いながら読んでいます。

 

私はいつも書評するとき、映画感想でも引用してしまいます。

というか自分の言葉だけだと説得力が薄いというか、興味を持ってもらえないんじゃないかなぁ・・・と思いまして。

すっごい面白いです!と書いたってどこが?なんで?と読んでいる方は感じて「ふーん、そうなんだぁ」で終わってしまうだろうなぁ、と。

 

かれこれこんな場面がこーであーで、というのも主観過ぎるので押し付けがましいなぁと思って引用からイメージしてもらおうとしてしまいます。

 

ただ、もっと自分の言葉の中で引用出来たらいいのになぁ~と思います。

それにはまず知識が必要。

もっと読書するぞ!

 

 

誤字・脱字を根絶せよ!

 

f:id:xxxaki:20170418204843j:plain

私は、私の名前を間違えて書いている郵便物やメールには、真面目に対応しないことにしている。

送り手は、誠実でないか、私を軽視しているか(あるいは両方か)だからである。

宛名の誤字に平気な人と一緒に仕事をすれば、あとでこちらが被害を受ける可能性が強い。

 今まで書いてきた全てのブログをチェックしました。

めちゃくちゃ誤字・脱字が多かったです。

今まで知っていただろうに読んでくれた方、見捨てずに読んでくれた方、本当にありがとうございます。

現在ひそやかに更生中です・・・。

 

真剣に書いています。

でもそれだけではダメで、もっともっと「読んでもらう」という意識を上に持たなければいけないなって思いました。

 

よくよく考えたら覗きに来てくれた人にも失礼だし、本の作者にも失礼ですよね。

 

職場で、誤字・脱字が当たり前の人がいるのですが、ほんとうに腹が立ちます。「こいつ自分のことしか考えていないな」と思います。

相手への敬意がないから出来ることだなとさえ思いました。

 

それを、自分が、思いっきりしていたなんて・・・。

もう恥ずかしいのと申し訳ないのと、一番は自分の気持ちが自分が真剣に書いている言葉が可哀相だ・・・と思いました。

 

誤字・脱字は自分の信用も落とすし、相手の気分も害するし一利もありませんので、ないように常に心がけます。

 

 

タイトルは適切か?

f:id:xxxaki:20170418210703j:plain

「この頃考えていること」、「身辺雑記」、「雑感」、「こぼれ話」のようなタイトルだと、タイトルを見ただけでは内容が分からない。「無題」などは最悪である。

(中略)

内容がわからないタイトルをつけるのは、「どうしても読んでもらいたい」という熱意が書き手にない証拠でもある。

タイトルをいい加減な気持ちでつけているなら、内容もいい加減な気持ちで書いているに違いない。

だから読む必要がない。

読者にそう評価されても、しょうがない。

・・・・。耳が痛すぎる。

タイトル付けがほんとうに苦手というか苦しいです。

いい加減ではないが、言いたいことが多すぎたりまとまらなかったりして、内容うんぬんより、「この本を読んで感じたこと」をタイトルにしてしまっています。

 

たくさんの人に読んでもらうためにどういう言い方が心に響くのか、と、自分の言いたいこととを擦り合わせていくしかないな、と思う。

 

内容も「削りまくって言いたいことがなくなるなら、どうしても伝えたいことがなかったと思え」と本書に書かれているように、読みやすくするには削る必要もあるな・・・と思いました。

 

ここに記載すると一部全部載せになってしまうので省いたのですが、一番勉強になったのは「分かりやすい文章」と「分かりにくい文章」の対比が書かれている部分でした。

なぜこの文章は読みにくいのか?

必要な部分はどれで、どこが削れる部分なのか。

という所が、徐々に添削されていく形で説明してあるのですごく分かりやすかったです。

 

他にも、間違った日本語や主語と述語の使い方、人の興味を引くタイトル付け、など文章を人に読んでもらいたい人にはとても有益な本だと思います。

 

私は人のブログを見るのが大好きなので、私のこのブログに縁あって辿り着き読んでくださった方には出来るだけ楽しんでほしいなぁと思います。

それが自分の楽しみになりますし!

 

野口さんは自分の本以外にも参考になる文章の本を紹介してくれているので、そっちも読んで文章力を高めたいと思います!

 

 

 文章を書く全ての人に役に立つ本だと思います。

 オスカー・ワイルドの午前中の仕事はコンマを入れたことで、午後はコンマを取ったこと、という話が乗っていて、それだけ文章に敬意を払っている作者の本は、もし心に響かなかったとしても、その気持ちだけで読む価値があると思えます。

 

文章も人柄。