深夜図書

不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】フィフティ・シェイズオブ・グレイ~よく食べよく眠るが健全であるための条件であります~

≪内容≫

幼少期の暗い経験から心を閉ざし、歪んだ愛情表現しか知らないMr.グレイが、 女子大生アナに出会う ―― 僕には言えない過去があるんだ…。

若き起業家にして巨大企業のCEOであるMr.グレイ(ジェイミー・ドーナン)に、学生新聞の取材をすることになった女子大生・アナ(ダコタ・ジョンソン)。恋愛未経験のアナだったが、会った途端、謎めいたグレイに惹きつけられ、またグレイもアナに惹かれ、二人は急接近する。
初めての恋と大富豪グレイとの夢のような毎日に、すべては順調かのように見えた。しかし、やがてグレイの威圧的で強引な態度と支配欲に、アナは翻弄されていく。そして、ついに差し出された契約書。身も心も絶対服従することを約束する内容で、その契約書は、グレイの歪んだ愛情表現を実現するための秘密のプレイルームの扉へと続いていた。
初めて知る恋心と欲望への探求心のあまりに、アナはグレイの望む退廃的な性と快楽、契約とルールに縛られた禁断の愛を受け入れていくが・・・。

 

 

なんかトワイライトっぽいな~と思って見ていたのですが、wikiを見たら「ステファニー・メイヤー著の『トワイライト』シリーズのファン・フィクションとして書かれたもの」と書かれていました。納得。

急展開と強引でゴージャスな男性というのは「快感♡フレーズ」を思い出させました。

 

 ↑超人気ロックバンドのボーカル咲也と普通の女子高生愛音の物語。

 

マンガならマンガとしてのめりこめるんですけどね、いざ生身の人間となると・・・なんだか違和感を感じてしょうがない私なのでした。

 

 

 

まだ飲んでいない問題

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クリスチャンに取材を申し込んでいたケイトが風邪を引いてしまったため、代理取材にきたアナ。

そこで二人は運命を感じる。

まず取材中の言葉で感じたのか、一目で感じたのか、一切分かりません。

ドアを開けたらすっ転んでしまうドジっ子アナちゃんです。

そして書くものを忘れて迷っているアナに鉛筆(え?いまどき?)をクリスチャンが渡すのですが、渡されたら貰った同然になるのはアメリカ流(日本でもそうなのか?)なのか、頭の方をガジガジ噛んでしまうアナ。

つーか書くもの忘れてもレコーダーピッってしてるんだから大丈夫だろうよ!!

とか、まぁとにかくつっこみ所が多い作品です。

 

とりあえず、なんか強引なクリスチャンにお茶に誘われたり、ワインをもらったりするシーンがたくさんあるんですが、クリスチャン強引すぎて「まだ飲んでないでしょーが!!」ってところがたくさんありました。

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アナのカップに紅茶を注ぎます。

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熱さと緊張で飲めないでいるアナと、アナのためにチョコチップマフィンの紙を剥くクリスチャン。むきむき・・・

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しかし、飲むタイミングを与えず質問し、話途中のアナにいきなり終了を宣言するクリスチャン。

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いきなり店を出て「俺に近づくな、これきりだ」とか言う。

まだ二人とも一切飲み食いしてないでしょーが!!!

てか誘ったのクリスチャンでしょーが!!

なんで頼んだんだよ!!!

作った人の気持ち考えろよ!!!

 

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ワインを用意して・・・

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すぐどっか行くんかい!!!

 

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いきなりワインを持って登場。神出鬼没である。

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ワインってなんなんですかね。

飲み物ではなかったのかしら。オキモノかしら。

ベッドサイドに置いて事を始めようってなわけなんですが、じゃワインっている?なんで持ってきた?

いつもアナお預け喰らっているんですが・・・。

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最終的には飲み物を取り上げます。

なんなの?

支配って・・・食べ物や飲み物も?

持って来て与えないという新たなる支配?

飲み物にも嫉妬?

 

飲んだり食べたりするシーンも一応あるんですが、ほんの1秒ほどです。

たぶんクリスチャンは二回、しかも一口くらいしか食べていないです。

ここに闇を感じる。

食べない人、寝ない人って私の経験上、何か不健全なものを抱えていることが多いです。

これが狙った演出なのか分かりませんが、私だったら最高に嫌ですね。

飲み食いを制限されるのは。

 

 

 

支配欲はSとはほど遠いもの

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自分の実家に帰ることを言わなかっただけでお尻ぺんぺんされるアナ。

かわいそすぎる。

 

ていうかクリスチャンが契約とか支配とかに拘るのは恐怖からだと思われます。

愛されたことがないから、何かで縛らなければ失ってしまうと思っている。

そのために縛る、自由を奪う、全てを把握しようとする。

 

私が思うSはサービスのSなので、他人を追い詰める人はSには成り得ないと思っています。どちらかというと甘えたくて仕方ない方だと思います。

サービスされたい方。

 

Sっていうのは根本に愛がないと出来ないと思います。

自分の中に愛が無ければ相手が何を欲しているかより、自分の不安や渇望の方に囚われてしまいます。

 

パン屋を襲うで出てきた呪い。

この呪いが魅力になるところでもあるとは思いますが、この呪いは一緒にいる人も巻き込みます。

巻き込まれたのはアナ。

クリスチャンが呪いを解かなければ幸せは訪れません。

 

 

 

一緒に眠りたいアナと拒むクリスチャン

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なぜあなたに触れられないの?

この二つのルールがアナを苦しめます。

愛しているのに、愛されているはずなのに、一緒に眠れず、自分から触れることも出来ない。

 

さて、なぜクリスチャンはこの二つのルールに縛られるのか。

私が思い付いたのは、

・一緒に眠ることになったら、先にアナが起きたりどこか買い物に行ったりしたときに置き去りにされたような気になるから。

・自分に触れてほしくないのは、その手がいつか離れていくのではないかと不安になってしまうから。

です。

 

まず設定ですが、アナって全てが初めてなんですね。

キスもその先も。

だから恋人関係に夢やロマンを求めている。

初めてではなくても、この二つのルールはとても厳しいとは思いますが、アナからしたら許容範囲に掠りもしないと思います。

理解するための努力もするけど、どこかでどうしても受け入れられない。

 

もっと経験や年齢を重ねたら「こういう人なのね、いつか時間が解決するかもしれないし、今は従っておこう」という考えで受け止めることが出来るかもしれません。

 

続編「フィフティ・シェイズ・ダーカー」が現在放映中らしいです。

どうなるんでしょう?この二人。

なんかよく分からないけど、大体いつも苦しむのって男性側なような気がします。その点で女性の方が愛という目に見えないものを信じる力があるのかな・・・って思いました。

 

 

この本に書いてありましたが、男の人(欧州男性?)って複雑でした。

呪いを解いて、幸せになってもらいたいです。なむなむ。