2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧
≪内容≫ 青春の追憶と内なる魂の旅を描く表題作ほか6篇。著者初の短篇集。 本作は1986年の本で、私が今まで読んだ村上作品は、この本より後に出されたものが大半です。 まだ洗練されていない青年のような感じがしました。 いつもより、もっと迷っていて、もっ…
≪内容≫ 強烈な個性と個性がぶつかりあう時、どんな火花が飛び散るか――それがこの本の狙いです。同時代を代表する2人が、カタカナ文字の外来語をテーマにショートショートを競作すると、こんな素敵な世界があらわれました。さあ、2種類の原酒が溶けあってでき…
≪内容≫ 聖書と並ぶ古典中の古典、ギリシア神話は、世界の思想、芸術、文芸に多大の影響を及ぼしている。本書では、多彩豊富な物語の膨大な枝葉を巧みに整理し、著名なエピソードを取りあげてわかりやすく解説する。エロス、オイディプス、パンドラ、アンドロ…
≪内容≫ 夏合宿のために矢吹山のキャンプ場へやってきた英都大学推理小説研究会の面々を、予想だにしない事態が待ち構えていた。山が噴火し、偶然一緒になった三グループの学生たちは、陸の孤島と化したキャンプ場に閉じ込められてしまったのだ。その極限状況…
≪内容≫ 7月のある日、「郵便」を発見したぼくの、胸がきゅんとするやりとり―(「郵便少年」森見登美彦)。映画の撮影用に借りた家に住むことになった映画監督の息子の夏(「フィルムの外」大島真寿美)。浪人2年目の夏、青春18きっぷを片手に出かけたあてのない…
≪内容≫ 芥川賞作家にして、少女時代からの熱心な愛読者が、村上春樹のすべてを訊き尽くす。騎士団長とイデアの関係は?比喩はどうやって思いつく?新作が何十万人に読まれる気分は?見返したい批評家はいる?誰もが知りたくて訊けなかったこと、その意外な素顔を…
≪内容≫ なぜ弱きわれらが苦しむのかー原作 遠藤周作「沈黙」×監督 マーティン・スコセッシ構想28年。戦後日本文学の金字塔が、アカデミー賞®監督の手で完全映画化。「人間にとって本当に大切なものとは何か」を描き出す渾身の超大作。 中学で「踏み絵」って…
≪内容≫ 『凶悪』の白石和彌監督、綾野剛主演による日本一ワルな警察官の“ヤバ過ぎる”事件を描いた衝撃作。北海道警の刑事・諸星要一はうだつの上がらない日々を過ごしていた。ある日、諸星は敏腕刑事・村井から規格外の刑事のイロハを叩き込まれる。 分かっ…
≪内容≫ 園子温監督、綾野剛主演による『新宿スワン』の続編。スカウト会社「新宿バースト」のエース格となった白鳥龍彦は、社長・山城の命により、幹部の関玄介と共に横浜へと送り込まれる。しかしそこは、タキと呼ばれる男が支配する難攻不落の王国だった。…
≪内容≫ 新海誠監督ほか気鋭のスタッフが集結し、社会現象を巻き起こした大ヒット作。夢の中で入れ替わる少年と少女の恋と運命を圧倒的な映像美とスケールで描き出す。主題歌を含む音楽を人気ロックバンド・RADWIMPSが担当。 秒速5センチメートル・・・!涙 秒速…
≪内容≫ 世界が認めた才能と狂気― 虚しく激しく美しい衝撃作。トロント・アフター・ダーク映画祭・最優秀作品賞受賞ほか世界各国で40もの賞を獲得 / 50部門ノミネート! ★衝撃 × 美 × 恐怖。全てを兼ね備えた“完璧なラスト"に世界が絶賛! ◇ 「本年度もっとも印…
≪内容≫ 十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける! 1987年の刊行以来…
≪内容≫ 匣の中には綺麗な娘がぴったり入ってゐた。箱を祀る奇妙な霊能者。箱詰めにされた少女達の四肢。そして巨大な箱型の建物―箱を巡る虚妄が美少女転落事件とバラバラ殺人を結ぶ。探偵・榎木津、文士・関口、刑事・木場らがみな事件に関わり京極堂の元へ…
≪内容≫ 連続殺人鬼ボーン・コレクターは被害者の周辺に、次の犯行現場と殺害手口を暗示する手掛かりを残しながら次々と凶悪な殺人を重ねてゆく。現場鑑識にあたるアメリア・サックス巡査は、ライムの目・耳・手・足となり犯人を追う。次に狙われるのは誰か?…
≪内容≫ 「旧約聖書」を読んだことがありますか? 天地創造を扱う創世記あたりはともかく、面倒なレビ記、申命記付近で挫折という方に福音です! 預言書を競馬になぞらえ、ヨブ記をミュージカルに仕立て、全体の構成をするめにたとえ――あらゆる意味での西欧の原…