深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

2025-04-01から1ヶ月間の記事一覧

山の音/川端康成〜息子の嫁に恋をする、とはこれいかに〜

《内容》 家族という悲しい幻想。夫と妻、親と子、姉と弟、舅と嫁。日本独特の隠微な関係性を暴いた、戦後文学の傑作。 深夜ふと響いてくる山の音を死の予告と恐れながら、信吾の胸には昔あこがれた人の美しいイメージが消えない。息子の嫁の可憐な姿に若々…

銃口/三浦綾子〜僕たちはどう生きるか〜

《内容》 昭和初期、軍国主義の台頭に苦しむ若き教師の物語。 昭和2年、旭川の小学生竜太は、担任に憧れる。成長し、教師になるが、理想の教育に燃える彼を阻むものは、軍国主義の勢いであった。軍旗はためく昭和を背景に戦争と人間の姿を描いた感動の名作。…

オリガミ/辻仁成〜愛は暴力に似ている〜

《内容》 角膜移植で光を取り戻したヴァレリーは術後、不思議な男性の幻を見るようになる。彼は誰? ブリュッセルの女と東京の男が運命によって呼び合わされたとき……幸せの予感に満ちあふれた、極上の愛の物語。 むかーし、まだ小中学生くらいの頃、金曜ロー…