≪内容≫
国民的人気アニメが遂に映画に!
日本中に「勇気100%」をお届けします!!
NHKのアニメ放送18年を誇る大長寿アニメ番組「忍たま乱太郎」。
ドジで成績もよくないけれど、優しさと団結力なら誰にも負けない!そんな忍者のたまご“忍たま”たちの成長物語は、老若男女から愛され続けている。その『忍たま』が、ついに長編アニメ映画化。忍術学園の生徒たちをはじめ、おなじみのキャラクターが大スクリーン上でところ狭しと大暴れする。迫力の合戦シーンなど、劇場版ならではの面白さを堪能あれ!
たぶん私がNARUTOにただならぬ愛を注ぐのは、幼いときの「忍たま乱太郎」によるものだと思う・・・。たぶん。
アンダーグラウンドへの糸は圧倒的明るさで出来ている
これは私の超個人的に思うことなのですが、アンダーグラウンドを覗くためには帰る場所がないといけないのです。
最初からアンダーグラウンドに近い場所で育ったり縁があった人は、それが自然になっている可能性もあり、逆に明るい場所への恐怖がある場合もあると思います。
んで、私はたぶんアンダーグラウンドとは無縁の状態で育った(というか親がそういうのを子供に見せないようにしていた)せいで、こういう考えに至ったのだと思います。
アンダーグラウンドだったりダウナーな作品見るときって結構体力を使うのですね・・・。だから美術館とかもすぐ息苦しくなってしまう。
なので、単純にアニメ見よ!と思っても意外にクレヨンしんちゃんの映画は重いし、コナンも殺人事件だし、セーラームーンも追い詰められるし、ドラえもんも泣いちゃう・・・と思うと、ただ楽しく見れるのが忍たましかない。
次点で「まもって守護月天!」かなぁ・・・
忍たまのアニメ大好きで、たぶん大好きなのは、先生や先輩がすっごく尊敬できるから、未来への希望とか大人になることへの憧れでキラキラしてるからなんです。
このやさしい笑顔の善法寺伊作先輩は、小さい頃いたっけな?近年見るようになったんですが、とてもやさしい癒される。
こういうへっぽこだけどやさしい先輩プライスレス。現実にいないキャラNO.1と思う。
忍たま達は先輩たちと並んでご飯を食べるし、寝ちゃう。先輩が先とか関係ない。
そして、走り続けた生徒達をねぎらってお茶を出す山田先生・・・。
小さいときにこういう世界を見させておいて大人になってからは、下が上の者にお茶を出すとかお酒注ぐとかしないと「社会人として・・・」ってくどくど言われる世界になるなんてさ・・・どうかしてるぜ!!
子供たちの無謀とも言える提案も「許可する!!!」と言ってくれる学園長。
そしてそれに反対することなく、生徒たちを引率してくれる先生方・・・。
そうそう、これが小さいときに見た大人だった。大人ってこういうものだと思ってたんだ。
その教えは先輩にも受け継がれているから、先輩も後輩のやり方に対して「やってみろ、この件のリーダーはお前なんだ!」と背中を押してくれる・・・。
年代関係なくチームを組んで、忍たまの一人喜三太を助けだす。
喜三太もサンキュー★って感じでかしこまっている感じはない。過剰に心配した感や感謝しろ感が大人側にないので、喜三太ものびのびと敵の陣地でやり過ごしてきたのでしょう。
じゃあ子供のとき見てたやさしい世界が大人になって見れなくなるなら、見させんなよ!とちょいと前までは思ってたんですけど・・・たぶん今辛いことがあっても生きていられるのは、こういうやさしい世界が心のどこかに組み込まれたからなのかなぁと思うのです。
国と国の戦いだけじゃなく、個人と個人の理想の違い、正義の戦い、そういったものがいつの時代にもどんな場所にでもあって、大人になるという事は、守られる側から守る側に成長するということなのだ。
自分の今いる場所で尊敬できる大人を見つけられないからって、そこにいる人たちの生き方を否定しても何にもならない。
私は私が正しいと思うやり方で進むしかないのだし、それが見つからないのなら見つけなきゃいけない。その為に、陽の当らない場所に足を踏み込まなければならなくなったときに必要な勇気は、こういうやさしい世界への希望だ。
私は忍術学園の先生や先輩のような大人になりたい。