
≪内容≫
一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。一流レストランの料理人カール・キャスパーはオーナーと衝突。創造性に欠ける料理を作ることを拒み、店を辞めてしまう。マイアミに行ったカールは、とてもおいしいキューバサンドイッチと出会い、元妻や友人、息子らとフードトラックでサンドイッチの移動販売を始めることにする。
おもしろい!たまにはこういう底無しに明るい映画もいいなぁとしみじみ思いました。
うまくいかないときは、人の意見に耳を傾けようじゃないか
一流シェフのカール・キャスパーは腕はピカイチだけど、雇われシェフのためオーナーの意向には逆らえない。
カールの料理を以前高く評価した評論家は、カールがシェフを務めると聞いてこの店にやってきたのに、5年前から変わらない平凡なメニューを出されたことに失望し、酷評をSNSに上げた。
カールはオリジナルメニューを出す気で準備万端いざ出陣状態だったが、寸前でオーナーに却下されてしまう。
カールは酷評を書いた評論家のtwitterにもう一度来い!と送るが、二回目もオーナーの強い意向で全く同じメニューとなってしまった。
もちろん評論家も怒り心頭である。
カールとしてもやりきれないが、カールの怒りは評論家に向かった。そこまで言うことないだろうがァ!とね。
その映像は当時居合わせた客の撮影によって無限に拡散されていった。
大事件となり職を失ったカールは、元妻の助言と、元妻の元夫の手助けによってフードトラックを始めることになった。
このセリフは全てを失い自信を無くして頭を垂れるカールに向かって妻の元夫が送った言葉です。
アメリカのチャレンジャーへの敬意はほんと素晴らしいし、嬉しくなりますし、何よりかっこいい。
仕事人間で子どももほったらかしだったカールだが、息子は父親の料理への情熱にひそかに憧れていた。
フードトラックをやるにあたってカールは息子と向き合うようにもなったのだ。
しかも前の店のシェフがついてきてくれた。
短気なカールだったが、その情熱に惚れる人間はたくさんいるのだった。
しかもあの動画でカールを知った人もカールに対して非常に友好的だった。最高、笑ったよwwwって感じでマイアミの保安官にサインや写真を求められちゃうカール。
どこに行ってもトラックの前には列ができるほどの盛況っぷり。
でもこれは、カールの動画だけではあり得ない。
息子の宣伝能力の高さよ!
きっと息子は二人には料理では満足に手伝えないから他のところで役に立ちたかったんじゃないでしょうかね。twitterで激しく批判され落ち込む父親を何とかしたいと思ったのでしょう。
これがキューバサンドです!
屋台感溢れるぅううううううう!!!
個人的に好きなシーンがここです。
父親とその仲間と息子三人でトラック旅行中。
三人で片栗粉をおまたにかけるシーンw
家族旅行とかそういうのでは味わえない男だけの旅って息子にとっては超楽しいだろうなぁ。
息子はお母さんと二人で暮らしているので余計になんか大人の男たちとお行儀悪いことするのって楽しいよねきっと。
女子も女子で旅するのが好きなのは、きっと同性だけの楽しみがあるんだろうなぁと思う。
しかし順調すぎるくらい順調にいってる最中、カールをどん底に突き落とした評論家がやってきて・・・。
料理って奥が深いなぁ・・・と思って観てました。
私食べるのは好きだけど、作るのは好きじゃない。だって無くなっちゃうんだもん。だからすぐに人の胃の中に入ってしまう儚いものに情熱をかけてくれる人というのはものすっごく大切にしたい。
それを食べたら作り手の情熱も吸収できる気がする。