≪内容≫
19秒で世の中の悪を完全抹消する。 守るべきは少女の“夢"、正すべきは世の“不正"
昼はホームセンターで真面目に働くマッコール(デンゼル・ワシントン)。元CIAのトップエージェントであったが、現在は静かに暮らしている。ある夜、娼婦のテリー(クロエ・グレース・モレッツ)と出逢い、本に関する他愛のない会話を交わす内に、彼女がロシアン・マフィアに酷い仕打ちを受けていることを知る。人生に夢さえ抱けず、傷つけられるテリーを助けるため、夜、マッコールはもう一つの「仕事」を遂行する-。それは人々を苦しめる悪人を葬り、どんなトラブルも完全抹消すること。しかし、この「仕事」がきっかけとなり、ロシアン・マフィアがマッコールを追い詰めて行くが・・・
英語の「JUSTICE」がこんなにかっこいい言葉だったとは・・・。
雨を祈ったらぬかるみも覚悟しろ
もし君がなりたいものになる前に悪に壊されそうになっているなら、マッコールが人知れずその悪を成敗するだろう。
いつもマッコールが行くカフェに少女がいた。
彼女はいつも髪型が違くて、いつも電話の呼び出しで外に着いた車に乗って出ていく。あるとき、彼女はマッコールの席にやってきて歌手になりたいという夢を語る。
彼女は歌手の夢を持ってロシアからアメリカにやってきたが、上手くいかずロシア系列の風俗で働かされていた。逆らった彼女は半殺しになって病院にやってきた。
マッコールは9800ドルを持って、本部に乗り込み、その金を持ってして彼女を自由にしてやれと言うが、元締めは9800ドルではせいぜい一週間でにしかならず彼女をボロボロに使いこむまで離さないと断る。
マッコールはここにいた男全てを殺し、姿を消した。
また腐った警察が小さな個人営業の店から金をぶんどり、店主がしぶるとその店を焼き払うという鬼畜っぷりを晒す。
マッコールは事件を嗅ぎつけ、警察を追いつめる。
圧倒的正義・・・!
ここまで正義と悪がくっきり分かれてる作品は・・・意外に見たことないような気がします。
汚職警官たちは翌日、女主人にぶんどった金を返した。
マッコールは正義の名の元に最初っから相手を殺すわけじゃない。第一にチャンスを、第二に交渉を、そして第三にお掃除となるのだ。
そんなマッコールの元に、ロシアンマフィアを殲滅したことを嗅ぎまわる男が現れる。
マッコールはFBI時代の仲間に連絡を取り、彼の素性を掴む。
大元であるプーシキンとトラブル処理屋という名の殺し屋テディとの対決に挑む・・・。
この映画、アクションは肉弾戦というより銃撃戦です。
そして音楽がめっちゃかっこいい。
なんかアメリカな感じです。こう、ヒーロー感があって真っ直ぐというか。変にシニカルになったりしていないところが魅力です。
汚職警官もサイコパスなトラブル処理班も、同じ人間です。それがどこかで悪の道に走り、元の道を失くしてしまったか、捨ててしまった。
マッコールの言う「正しいことをする機会を逃すな」というのは、正しい機会があればこそ生きる言葉で、その機会をくれる人や自分から見つけることはなかなか難儀なことと思う。
しかも過ちを犯した後に、正しいことをするってめちゃくちゃ勇気が必要だと思う。そしてめちゃくちゃ必要になるのは、自分の人生が変わるからだと思ってる。