《内容》
テシクは自ら孤独を選んだ。都会の片隅で質屋を営み、世間を避けるように生きている。過去のある事件が、彼から夢も希望も、未来すら奪ったのだ。テシクの隣に住む少女ソミはいつもひとりぼっちだ。クラブダンサーの母は、娘の世話より自分の暮らしに忙しい。ソミは“アジョシ=おじさん”と呼び、ただ一人の友達として慕っていた。ある日、麻薬密売に巻き込まれた母親と共に、ソミは犯罪組織に誘拐される。ソミを救出するために組織を追うテシクは、その背景に隠された恐るべき真実を知る。愛する者を二度と失いたくない・・・テシクはソミを守り抜くと決意するのだが・・・。
韓国映画を見てて、しかも「泣く男」が好きというと必ず「アジョシは見たの!?」と聞かれるし、評価もゴリ高い本作。
ウォンビンって名前だけ知っててたぶん初めて見た!!
韓中はエグさ爆裂
この映画、私の期待値があまりに高かったのか、途中まで「LEON」の韓国版かな?という印象だった。
ヤクザに捕らわれた母親の元から逃げだした少女が助けを求めたのは隣の家のおじさん(アジョシ)で、そのおじさんは殺し屋じゃないけど暗殺者の経歴の持ち主で、一度は少女を見捨てるけど、命がけで少女を助けるために動き出す・・・・ってLEONやないかーい!
この連れ込まれた車の中から「おじさん助けて!」と叫ぶ少女にはもちろん涙したんだけど、なんか何故このおじさんと少女がここまで深いつながりになっているのか、ここまでの30分でよくわからない私。
とりあえずアジョシは少女を連れ去った奴とコンタクトを取り、ヤクの運び屋になるが、それはハメられた罠だった。
トランクには売れる臓器が全て取り除かれた少女の母親の死体があった。
一方、連れ去られた少女は人身売買候補の子供たちがいる場所に軟禁されていた。いい子にしていれば母親に会えると言われ、ここにいる子供たちはブツの運び屋兼回収としての要員なのだった。
おじさんは、生まれてくるはずだったわが子と妻を失っていた。おじさんに恨みを持った男が起こした交通事故だった。
もしかしたら少女は、自分の子供が生きていたら同じ年頃だったのかもしれない。母親を失い、彼女もまたあの残酷なつぎはぎだらけになる道を歩んでいるのかも知れないと思うと、おじさんは立ち上がるのだった。
LEONも同じ麻薬だったんですけどね、少女の親が殺されるのは。
だけど、その先がただ殺すだけじゃなくて人身売買のために生きたまま目玉をくりぬいたりするってところが韓国×中国の真骨頂というか、エグみ半端ないな、という感じでした。
こちらも韓国×中国なんだけど、エグかった。
ちなみにどちらも肉弾戦でしたね。ナイフとか斧とか。
ウォンビンは確かにめちゃくちゃかっこ良かった。
たぶん私が韓国映画にクライムアクションをゴリ求めてるらしいせいで、なんだか物足りなかった本作。
でもこれだけ人気ということは、自分が限度を超えてしまってるのかなぁ?と思ってしまった。感覚が麻痺してるのかしら・・・。
臓器売買が怖かった。