深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】ハイテンション~最初から最後まで緊張しまくり、メンタルと視覚に大打撃なホラー~

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≪内容≫

女子大生のマリーは、親友アレックスと人里離れた田舎の実家で週末を過ごすことに。そこに何の前触れもなく正体不明の男が姿を現し、最悪の恐怖が家族を襲う!一人また一人と男の餌食にとなっていく家族…。山奥の一軒屋で起きた一家惨殺事件、果たして犯人の正体は?その動機は?衝撃のラストが待ち構える。映倫未審査無修正のオリジナル・仏語版を使用した、劇場版の恐怖を更に上回るアンレイテッド版が登場!

 

パッケージが大いにネタバレしてんな!!

ネタバレすると7割くらい面白くないかな?と思うので、まだ見ていない人はぜひ見てみてください。スプラッタ要素がすごいので・・・というのはパッケージ見れば分かるかw

ちなみにタイトル「ハイテンション」は、超テンション高くね?っていうテンションじゃなくて、緊張の意のいわゆる「テンションがかかる」のハイテンションで、超不安って感じですかね。よくできたタイトルや!!

 

 ※以下ネタバレしていきます!

 

私の知らない私 

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主人公のマリーは勉強をするために親友のアレックスの実家で週末を過ごすことにするが、その家に殺人鬼がやってきて家族をめちゃくちゃに殺していく

アレックスは殺されはしなかったが足を縛られて猿轡をかまされ車に連れ込まれてしまう。家族ではないマリーは必死に隠れることで殺人鬼に気付かれることはなかったが、アレックスを助けるために、一緒に車に乗り込む。

 

・・・という内容で、助けを呼ぶための電話線は切られており、田舎町ということが徒となり誰もこの異常事態に気付かない。

冒頭は「冷血」かと思いました。

「冷血」の記事を読む。

 割とけっこうマジで怖かったですね。

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マリーは大学生になっても彼が出来ず、アレックスにバカにされてしまうが、マリーは性的欲望はまだ芽生えていないと思っており、また友人・アレックスに恋をしていた。(たぶん)

この映画で、マリーが発情するときに殺人鬼が出てくる。そう、殺人鬼はマリーの中の性的欲望の擬人化なのだ。生き霊ですよね?私いまいち生き霊と多重人格とか統合失調症との違いが分からないです・・・。あ、生き霊と呼ばれていたものが現代的には多重人格とかになるのかな?

 

最初に二人が車でアレックスの実家まで行くシーンの途中、殺人鬼が殺した女の頭を股間に押し付けてるシーンがチラっと出てきますが、これはマリーが目を閉じているアレックスをチラチラと見てるときに行われたことのようです。

しかもこの殺された女性はアレックスにすごく似てます。

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自分が自分を追いかけている夢を見たというマリー。しかし、実際は現実なのですね・・・。たぶんアレックスだけじゃなく、欲情するたびに女性を襲って殺していたのでしょう。車につけられた女性の写真の数だけ。

 

メンタル的な怖さとスプラッターという視覚にくる怖さで通常のホラーより倍怖かった気がします。

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 フランスの映画てかなり高確率で女性のヌードか、性的描写、流血、死、がある気がするんですが、どうでしょう?ちなみに日本だと割とダークな作品でも、必ずご飯のシーンがあるイメージです。ウシジマくんも出前がメインみたいなとこあるよね。