≪内容≫
あなたがいない明日を、あなたがくれた強さで生きる。
ふたりでいれば、どんな時も笑っていられた―。幼なじみで親友の2人が、はじめて迎える大きな運命。
彼女たちはどう乗り越えて行くのか―。
女性同士の深い友情が胸を揺さぶる感動の名作が誕生! !
女同士って面倒とかドロドロとか色々言われるけど、たぶんドロドロしちゃうくらい濃いんだよなぁ、と思う。恋とはちがう愛情があるんだよね。
女同士の世界
ジェスとミリーは大の仲良し。初めてのキスもセックスもなんでも知ってる。間に男の子がいても、二人にしかない世界があるのだ。
でも、それは恋愛じゃなくて友情なのである。
お互い結婚して、それぞれの人生を歩んできたがミリーに乳がんができてしまう。何度も手術するが転移するがんはミリーの身体を蝕んでいく・・・。
がんによって両方の乳房を失くしたミリーは夫との関係も上手くいかなくなっていた。対して不妊治療に乗り出したジェス夫妻。しかし、ミリーの看病や気まぐれな誘いに駆り出されるジェスに夫は苛立ち、両夫婦とも暗雲が立ち込める。
男性がこの映画を見たらどう思うのか聞いてみたいところです。
私としては、自分がミリーでもジェスでも全く違和感がないです。確かに結婚したし、恋愛として大好きなのは夫だけど、それでも親友とは夫よりも長い間ずっと一緒にいたから。夫よりずっとずっと長い間自分の傍にいてくれた人です。
まだ未熟な年齢からずっと友達でいる人ってものすごく特別なんです。ある意味で兄弟よりも。
ミリーは末期ガンで余命宣告をされているのですが、ジェスからの電話で出産の立ち会いにやってきます。
友達って不思議な存在だなぁと思います。血も繋がっていないし同じ環境で生きてきたわけじゃないのに、何よりも大切な存在になりうる。
その人といると楽しくて、自分の弱い部分をぶつけたり、相手のそんなところを引き受けたり、なんだか神秘レベルで共鳴できる存在。
恋愛より深く、友情より強い絆だからこの世界にいなくても生きていける。それくらい強い絆はどこにいっても途切れないから。