≪内容≫
『アントマン』シリーズのマイケル・ペーニャが禁断のエクソシズムに挑む!ごく普通の27歳の女性アンジェラは突然、周囲の人々に重傷や死を引き起こすという破滅的な影響を及ぼし始める。バチカンは悪魔祓いを依頼されるが、彼女に取り憑いていたのは想像以上に強力な古代の悪魔だった!
エクソシスト系映画で一番見たいのはこれ。
スマホでアーメンするという荒業wwww
エクソシストアプリとかありそうですよね。でも、これを見ちゃったら現実感感じちゃって別の扉が開きそう。今までは完全なフィクションとして見てたのにドキュメントを見たら信じそう。
なので、一旦同じバチカン市国のエクソシストを見てみました。これはよくある悪魔払いエンドではなく、悪魔がどうやって降り立ったか、という視点の映画でした。
バチカンが保管してきた悪魔払いの記録
その記録の一つに悪魔がビデオに映りこんでいるものがあった。それはある女性の面談中に突如映り込んだものらしく、本作はその女性の記録が元となっている。
主人公・アンジェラは父一人子一人で育った。今は成人してピートという男性と暮らしている。事件は彼女のバースデーパーティーから始まる。彼女は自分のために準備されていたケーキを切り分ける際に指を深く切ってしまうのだ。
傷口から落ちた血がケーキの上にぽたぽたと丸い円を描くのが、終わりの始まりであった。
彼女は指のケアをしてもらったあと精神科へと移動した。しかし、彼女の病室に訪れる看護師は死亡。また彼女の入院している病院の患者たちが集団で自死、もしくは暴れまわったことによる事故死が相次ぎ、監視カメラにはアンジェラのベッドがひとりでに動く様子や、そこに必ずカラスやカラスの影があることが発見される。
事態の重大さに、自分では対処しきれないと思った元軍人の神父は急遽バチカンに監視カメラと資料を送った。そこに記録されていた内容を見てすぐに娘は悪魔祓いをされることとなったが、これまでのエクソシスト系映画では神父様の命に代えても悪魔を祓うラストとなっていたが、今回はもはや祓える可能性の低い悪魔であるらしい。
神父は娘を殺すことで、間接的に悪魔も滅ぼそうとするが、恋人のピートと父親に阻止されてしまう。悪魔を祓えず、かつその媒体となった人間も生きている場合、世にも恐ろしいことが始まる。
本作はその「終わりの始まり」を切り取ったものである。
悪魔憑きが精神病であるのか否か、それは他人にはどうでもいいことかもしれないが、本人やその家族にとっては名誉に関わることなんだろうと思う。ただの恐怖では終わらない本質的な問題がその奥にはきっと待ってる。