深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】ヒロイン失格~いい子なだけでは人に好かれず本当に好きな人にも永遠に好かれることはない~

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≪内容≫

 幸田もも子の人気コミックを桐谷美玲主演で映画化。女子高生のはとりは大好きな幼馴染みの利太がイケてない同級生とつき合い始め、奪還作戦を企てるが敢えなく撃沈。そんな彼女の前に学校一のモテ男・弘光が現れ…。

 

  これ面白くてときに泣ける。こういう好きな人のことしか考えられないっていう女子は意外に仕事もしっかりしてたりする謎。バランス悪いように見えて、相手のことを好きだからバランス取ろうと頑張れるのかな。そういう人生って楽しそうで控え目に言っても羨ましい!

 

頑張る女子の可愛さ

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 ヒロイン・はとりは幼馴染の利太を5年間も想い続けている。付き合ってはいないものの、幼馴染の距離感は他人からすれば"特別"だし、その客観的な視点を持ってるはとりは自分と利太は相思相愛で付き合うのも時間の問題だと思っていた。

 しかし、はとりの前に真のヒロイン・安達さんが現れる。

 自分という軸をしっかり持っている安達さんに自分は空っぽだと感じている利太は惹かれて付き合い始めてしまう。唐突にヒロインの座を奪われたはとりは利太奪還のため苦悩の日々を送る。

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  そんなはとりに目をつけたのが、人間不信かつ校内一のイケメン・弘光だった。利太に振り向いて欲しくてがむしゃらに頑張るはとりに興味を持つも、最初はただの好奇心だった。しかし、はとりの一途で真っ直ぐな心に触れて真剣に好きになる。

 はとりが利太の優柔不断のせいで涙したときや、安達さんの悪気ない責苦に言葉を失った時も助けてくれる闇のある王子

 

 はたしてはとりは幼馴染の利太と弘光くん、どっちと結ばれるのでしょうか・・・

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なんだよ勝ち目ないじゃん
夢なんてそんなキラキラしたもん持ってるわけないじゃん
だってあたし今まで利太の背中しか見てないんだよ

 

諦めよう
今この瞬間に
きれいさっぱり

 

  ジャーナリストになって自分の言葉で世界に何かを伝えたい、という明確な夢がある安達さんに対して、利太の背中しか見てこなかったはとりちゃん。好きな人のために外見を磨く努力、相手に応えるための時間、そういったものを大事にしている間に安達さんは自分のために時間を使っていて、利太は安達さんを選んだ。

 

 かたや、今まで机上の正義心だけで生きてきた安達さんは恋愛によって正しさだけでは割り切れない感情を学んで行く。そしていい子なだけでは人に好かれず本当に好きな人にも永遠に好かれることはないのだという事実に気付く。

ヒロイン失格

ヒロイン失格

 

  私だったら・・・ここまでこじれたら頑張る勇気挫かれて全く関係のない人と付き合いたいと思うだろうな。the逃げ腰。