
≪内容≫
エリカは、娘のボーイフレンドが63歳のハリーだと知り驚く。そんなハリーが心臓発作を起こし、エリカの別荘で療養生活を送ることになった。担当医になったジュリアンはエリカに一目惚れをし思いを伝えるが、一緒に暮らし始めたハリーとエリカは次第に惹かれ合っていくのだった…。
ジャック・ニコルソンの恋愛ものだと・・・?なんだかシリアスそうだ!と思って見始めたらコメディだったwwwしかもめちゃんこおもしろいwww
年貢の納め時はいつ?
エリカ・54歳は離婚を経て現在人気劇作家として仕事に打ち込んでいた。離婚してから恋愛は二の次で仕事のために家に引きこもる生活だった。あるとき気分転換に別荘で仕事をしようと妹と一緒に行くと、そこには娘・マリンとその彼氏・ハリーがいたのでびっくり仰天。
なぜかって、うら若き乙女のマリンの隣にいたのは自分よりも年上の63歳のおじいさまだったのだから。
ハリーは有名な業界人で、30歳未満の女性としか付き合わず結婚の話になると逃げる、と記事に取り上げられたほどのプレイボーイ。
リアルにレオの人生だったりして・・・。
身軽さと明るさを持った若い女性と真剣に軽く付き合うのが自分のやり方になっていたハリーにとって、自分の腕一つで人生を切り開いていくタフなエリカはもちろん恋愛の対象ではない。
しかし、ハリーが突然心臓発作を起こしたことから別荘の主であるエリカは面倒を見ることになり、その内に二人の間に特別な感情が芽生えていく・・・・。
ママはいつもそう
人が自分と同じように強いと思ってる
傷つきたくないという自己防衛から軽い付き合いしかできない娘のマリンとハリーにとって、エリカは強い存在だった。人の前で涙を見せたり、自分の気持ちをぶつけたりすることはある意味で傷付く可能性を秘めている。
どんなに悲しくても人前で平静を装えれるなら不必要で無礼な言葉に出会う可能性はほとんどない。だけど、傷付いたとき、平静を装えるくらいなら傷付きたくないなんて思わない。
エリカは自分の真剣な想いに対してのれんに腕押し状態のハリーに深く傷つく。大声で泣きながら想いをキーボードに託し劇の台本を打ち込んで行くのだった。
いや~傷付かない人間はいないし、強い人間はそれなりに古傷たくさんありまっせ。
西原先生の言うとおり、傷付いても仕事があれば立ち直れるのだ。もちろん立ち直ったからといって傷付いたことはなかったことにはならないし、想いも単純に打ち切れるものではないが、それでもそのエネルギーの矛先となるものがあるのとないのでは失恋のその後は大きく変わってくる。
好きな人の思いを受け止める、というのはなかなかどうして重いものですね。受け止めてもらいたいと強く思う人ほど逃げたくなるんじゃないでしょうか。こうやって63年間を生きてきたハリーは、最後も逃げるように去って行きます。
だけど、じゃあ人生やり直したらもっと早い段階で"本当の愛"を手に入れられたかというとそうではない気がするんですね~。恋愛適齢期というのは、本当に人それぞれ、全く想像出来ない年齢のときなんじゃないですかね。それの大半が20~30代というだけで。いつ来るかな!私の適齢期は!!!!