《内容》
休暇で人里離れた美しいビーチを訪れた複数の家族。楽しいひと時を過ごしていた矢先、ひとりの母親が突然姿を消した息子を探している――「私の息子を見かけませんでしたか?」「ママ、僕はここにいるよ!」母親が息子の姿に気付かないのも無理はなかった。なんと6歳だった息子は、少し目を離した隙に少年から青年へと急成長を遂げていたのだ。一体このビーチで何が起こっているのか?海岸に打ち上げられた女性の死体、次々に意識を失う人々、砂浜に残された謎のメッセージ――不可思議な出来事に直面する彼らは、やがて自らが急速に年老いていく事に気付く…。果たして、極限状態に追い込まれた彼らの運命は?
シックスセンスの監督か・・・(納得)
この監督は大どんでん返しの巨匠か?この監督の頭の中を見てみたい。最後の最後までワクワクした。
悲劇な運命に陥ったとき
悲劇な運命に陥ったとき、あなたならどうするだろうか?
例えば、不治の病にかかったとか愛する人が捕まったとか職場で不正をおしつけられたとか・・・もう自力ではどうにもならなくなったときあなたの精神は何を軸に、どんなことを希望にし生きていくだろうか。
本作は、旅行にやって来たとある家族がとある島(プライベートビーチ)に案内されそこに置き去りにされる。そしてその島ではなぜか1時間が2年に相当する。つまり1日たてば26年経過するのだ。
ちょっと目を離したすきに6歳の息子が11歳になってる。何とか逃げようと島を探索している間に娘はもう妊娠して出産間近になってる。
来るべきはずの未来がものすごい勢いで迫ってくる。子供の成長は目に見えて分かるが、大人たちも視力の低下やシワや体力など早々と確実に老人へと進化していった。
なぜここを出ようと?
いいところだ
どうでもいい
変だな
どうも出てこない
言葉が
主役となる姉弟の両親は不仲でこれが最後の家族旅行になるはずだった。だが突然のハプニングによって穏やかな最期を遂げることとなる。
まだ到着して数時間、まだ年齢の加速もそこそこだったときはみんなが島から脱出しようと模索していた。ある者は崖を上りある者は海を渡ろうとして息絶えた。
それ以外にもこの島に到着した人々は何かしらの基礎疾患を持っていたため、それにより命を落とした。
家族4人で夜の真っ暗な海を見ながら眠ったあと、目を醒ましたのは中年の姿になった姉弟だけだった。
この島の"意味"はもちろんラストに分かるのだが、それが衝撃的でありながらも説得力があってゾっとしました。
姉弟はあと何時間の命なんだろうか?と2人きりになったとき話すのだが、せめて2人でよかったなぁと思う。これが生き残ったのが1人なら、私だったら精神が崩壊しそう。
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自分は生き残りたいし、大切な人も死んでほしくない。この思いははるか昔から多くの人が望んできたことでそれを叶えようとしてきた。例えそれが残酷なやり方で非難すべきことでも自分が死の間際に置かれたとき、その歴史を否定できるだろうか・・・こういう気持ちを起こさせることが何より怖いと思ったのでした。