《内容》
地元で普通に暮らして死んでいくに決まってる。特に何も成し遂げることもなく。30歳実家暮らしのいおりは都会で出会った写真家トミヨシとのヌード撮影をきっかけにSNSを始める。しかし承認欲求による嫉妬、裏切りに振り回されうまくいかない日々。アラサー女のやり遂げる結末やいかに!?
"地元で普通に暮らして死んでいくに決まってる。特に何も成し遂げることもなく。30歳実家暮らしのいおり"の部分で共感できる人がものっそいるんじゃないかなぁと思う。
SNSの承認欲求って現代病なのかな。
昔の30と今の30って絶対違うよなって思う。
昔の30は私の親世代(金の卵世代)と比べてるんだけど、今はちょっと幼稚というか、うちに関しては自分たちが厳しく親にはしてもらえなかったことを子供にはしたいと思っているせいか、30を超えた今も私は母親になっていないし一人暮らしもしていない。
私も地元で実家暮らしで何も成し遂げられないと思っている一人であることは確か。
幸せになりたいだけなのに
「たくさんの花びらを浴びる人生を送りたい」が本作のテーマだと思うんですけど、この"花びら"っていうのが結婚式のフラワーシャワーで「たくさんの人から祝福されたい」ということだと思うんですよね。
で、たくさんの人に祝福されるためにはまず知ってもらわないといけない。手っ取り早いやり方が家で片手でいつでもできるSNSだ。夢が「たくさんの花びらを浴びる人生を送りたい」というのはよくよく考えれば野球選手になるとかそういうレベルで難しいと思う。
「たくさんの人に知ってもらいたい」ならそこまでハードルは高くないかもしれないけど、「たくさんの人に祝福されたい」は難しい。自分の幸せが他人の祝福によって成り立つなら永遠に幸せは来ないかもしれない。この映画はそういう映画だ。
どうしてこうもうまくいかない?
30まで謙虚に生きてきた自覚はある
そろそろ幸せになれてもいいと思うんだけど
何がいけない?
ブスだから?
デブだから?
ババアだから?
未だに写真アップすればいいねがつくし
撮影以来だってくるし
出会いを求められたりだってする
神様 私は
寂しいの
むなしいの
心細いの
相思相愛の彼氏が欲しいのちゃんと愛されてセックスがしたいの
愛されたーい!
主人公は30歳実家暮らしのいおり。東京に行ったときに有名な写真家にスカウトされてヌードモデルになる。写真家に勧められSNSを始めると2万人のフォローがつき、つい地元の友達に言ってしまう。
友達はすごい!とはしゃぐも「ブスのくせに」とつぶやくがいおりにはこ聞こえない。だが、友達がいおりのSNSを言いふらしたことで地元に居場所がなくなったいおりは写真家の家に一時避難するが、出ていくように言われ出会う人の場所を転々とするが、どこでもいおりは"邪魔者"で、いおりの人生はうまくいかなかった。
出会う人それぞれ問題があり、それにぶつかりながら生きていた。東京に出てもみくちゃにされた一年後、いおりは無事家を借りることもでき、地元の友達とも和解できたがこれまで波風立てないように"いい子ちゃん"をしていた反動がやってくるのであった。
30を超えて「愛されたーい!」とか言うの、人が言ってても恥ずかしく感じてしまう。今が一番若い、年齢なんか関係ないっていうけどさ、いつだって相思相愛真実の愛が欲しいんだけどさ、30超えたらそういう悩みがなくなるんじゃなくて、そういう悩みを過ぎたところにいたいのよ。
だからまだそこにいる自分が恥ずかしいっていうか。
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これ男の人見て面白いのかな?ってちょっと思ったんですけど、逆に一部の女性はこんな感じで生きてるんだよ!て知れていいのかもしれません。