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書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】スペル SPELL~スマホも電話もない村に墜落したらどうなる?~

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《内容》

飛行機事故から目覚めたマーキス(オマリ・ハードウィック)は、負傷の身で捕らえられ、家族は行方不明になっていた。フードゥーの呪術を使う怪しい老女によって拘束されたマーキス。黒魔術から逃れて邪悪な儀式から家族を救おうとする。

 

は・・・ハードボイルドォ!

よく見るホラーって子供だったり男性でも女性でも割と痩身で若い人が演者だったりするんですけど、これはもう筋肉ムッキムキだし、怪しい老女も恰幅よくて強そうだし、なんか強い?ホラー映画だった。なんか呪術とかあるしオカルトチックなんだけどイコライザー的なアクションやら、グロイ表現もあったりで、ストーリーよりかは派手さが上回る感じでした。

イコライザー (字幕版)

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  • デンゼル・ワシントン
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「イコライザー」の記事を読む。

 

スマホも電話もない村で

 社会的成功をおさめ弁護士としてもキャリアをひた走るマーキスの元に1本の電話が。それは祖父が亡くなったという訃報だった。アパラチアから出たマーキスは妻と子供2人を連れてプライベートジェットで父にお別れの挨拶をしにいこうと提案する。

 

 電波あんの?黒人いんの?トイレ外でしょ?と文句たらたらな子供たちを妻は一括する。途中ガソリンスタンドによった一行。店の主人と釣竿をもった少年は一行が山を越えた村に行くというとそっと目を伏せる。まるで災いが自分に降りかかるのを防ぐように。

 しかし一行はそんなことにも気づかずに山の向こうのアパラチアへ向かう。が、天候悪化により雷が機体に直撃。大きく機体が揺れ落ちていく中でマーキスの意識は途絶えた。

 再び目を覚ましたとき、そこは民家のベッドで家族はそばにいなかった。その家の主はエロイーズという老女であった。

 マーキスは電話を貸してくれと頼むが、この村に電話などないと一蹴されてしまう。さらにスマホも隠され家族の安否も確認できなかった。病院に行くことも家族と会うこともできず監禁状態に陥るマーキス

 

 逃亡を図ろうとするも、老女が置いた謎の人形のせいなのか体が金縛りにあったかのように動けず声も出せない。老女の目的が何なのかは不明だが、それが確実に自分にとってよくないことであることだけは確信していた。

 

 足の裏には釘が打ち込まれていたが、マーキスはそれをえぐりとり屋敷の中を徘徊し老女の秘密を探る。しかし老女が帰ってきた場合にはバレないように自ら傷口に釘を刺し戻さなければならない。

 グロテスクで奇妙な行いであったがマーキスは家族のため、痛みに耐えながら秘密を探る。そして見つけたのは近代にはありえない古の呪術だったのだ・・・・

 

縁起ものだ
縁起もの

 

守ってくれる

 

誰から?


あんたに呪いをかけようとする奴らだよ

 

その村で行われている忌まわしい風習を知りながら誰も老女の蛮行を止める術を持たないというフラグ会話だった。

 

葬式

 

人が死んだなんて話聞いてねーぞ

 

違う

あっちの山の方なんだ

 

あっちの山の方では人が死ぬのが日常であるというフラグ会話だった。

でも、二人とも引き止めなかったんだよね。きっと引き止めたらどこからか情報が洩れて自分たちが呪われると思ったのだろう。

 

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スペル

スペル

  • オマリ ハードウィック
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ラストは「いや、すごすぎるだろ!」ってくらい策士なマーキスに脱帽。弁護士という設定がここで生きるのか・・・?と思いました。記憶力と精神力ぱねぇ。