深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】サイン〜助けてくれる誰かがいる、そこに希望が生まれる〜

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《内容》

ペンシルバニア州バックス郡。グラハム・ヘスは、地域の住民が信頼を寄せる牧師であり、妻とふたりの子(長男のモーガンと長女のボー)と、元マイナーリーグのスター選手の弟メリルと、平凡だが幸せな家庭を築いていた。

 

すごい宗教的な映画だな〜と思いました。

面白いし好きですけどね、こういうアメリカの映画。

 

神の啓示(サイン)

 

人間は2つのグループに分けられる

幸運に出会った時、それを幸運や偶然以上のものと考え神の啓示(サイン)ととらえる人々

”神が私を見守ってる証拠だ”と解釈するんだ

 

2番目のグループは”ただの幸運”

運が良かったと思うだけ

 

 物語に説明はほぼなくて、観客は登場人物たちの会話で背景を知る。この映画の世界では、ある日、トウモロコシ畑にミステリーサークルが出現したことをきっかけに、不可解な出来事が次々に起こりはじめ、やがてそれが全世界で起きていることを知り、宇宙人たちが地球に何のためにやってきたのか、知ることとなる。

 

 主人公のヘス信頼のある牧師だったが、妻を交通事故で亡くしてからは信仰を失い牧師をやめた。妻の死がヘスの信仰を奪ったのだ。

 それからのヘスは残された子供たち弟・メリルと四人でひっそりと暮らしていた。牧師だった頃の希望は影となり、味気ない人間になってしまったヘス。他人が救いを求めるなら、求める言葉を言ってやる。そんなの信仰がなくてもできることさ、とでもいうように。

 

 物語の終盤、宇宙人たちの目的が開示される。息子を奪われ、一触即発の状況。そんな時、ヘスの脳裏に交通事故により、車と木に上半身と下半身を分かたれた妻の最後の言葉が蘇ってくる。まるで神の啓示のように。

サイン

サイン

  • Mel Gibson
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 シックスセンスの監督なのかぁ。他の作品も見てみたいな。