深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】陰陽師Ⅱ~日本神話が楽しく理解できるのは映画の成せる業~

≪内容≫

 都では夜闇を鬼が跳梁し、身分貴き者たちを襲うという怪異が相次いでいた。源博雅(伊藤英明)は右大臣・藤原安麻呂(伊武雅刀)の依頼を受け、陰陽師・安倍晴明(野村萬斎)のもとを訪れる。安麻呂には日美子(深田恭子)という娘がおり、夜な夜な夢遊病のように彷徨い歩くという。そんなある夜、博雅は、琵琶を美しく奏でる若者・須佐(市原隼人)と出会う。須佐の故郷に古くから伝わるという清らかで切ない調べに感動し、管弦の友としてたちまち意気投合する2人。だが須佐がいったい何者なのかは、博雅にも謎であった。また同じ頃、都にはどんな傷や病もたちどころに治す術師・幻角(中井貴一)が現れていた。

 

 今回はなんと、天照やスサノオ、ツクヨミまで出てきてナルトかよ!!と思いましたね。

 

 なぜか漫画から日本史に辿り着く人生。でも、たぶん大半の人がこうだと思う・・・!!

 

楽しい日本史

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 さてさて、今回は何名かの身分の高い者が襲われる事件の解決を依頼された清明。清明は天叢雲剣が怪しいと睨むも、上司に却下されてしまったため、家で書物を読んで勉強していた。

 

 この時代をおさめていたのは大和族だが、大和族の持っている天叢雲剣は出雲族のものであった。

 過去の大和族と出雲族との内戦が今回の事件の発端であることに気付いた二人だったが、この因縁の代償は二人の兄弟に託されてしまっていたのだ。

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  動物や人の傷を治すことのできる日美子(深田恭子)と、琵琶奏者・須佐(市原隼人)は、実はアマテラスとスサノオの生まれ変わりであった。

 

 現朝廷は出雲族の力を恐れ、18年前に出雲族を襲い全滅させたが、そこの長であった男は死なず、生まれたばかりの息子にスサノオの恨みを継承させた。しかし、神のいたずらか、その継承は姉である日美子にも受け継がれ、アマテラスを継承した日美子を殺さなければスサノオの力は開封されなくなってしまった。

 

 そんな自分たちの運命を聞かされた日美子は須佐を救うために彼の牙をうける。成すすべもなく見ているだけであった清明たちだったが、もしも、日美子が力を失えばスサノオを止める者はいなくなり、日本は壊滅してしまう。

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  日本を救うべく、清明は天照大御神を呼びに天岩戸に飛んで行きます。(もちろん博雅もバックミュージックとして同行。)

 悲しい一族の過去と兄弟に託された因縁。それが日本神話を再現していてかなり理解しやすいです。

映画「陰陽師II」

映画「陰陽師II」

 

  最後の方は映像がかなり凝っていて面白かったです。この流れで二次創作の宝庫である「里見八犬伝」を見たいと思います!日本の伝説おもしろい。