≪内容≫
悪霊軍団によって滅ぼされた里見家の静姫を救うべく、八つの玉で結ばれた八犬士たちが大活躍。
里見八犬伝を知ったのはなんだろうな。現作「南総里見八犬伝」は江戸時代(なんと!)に作られた小説で古典の一つなんですが、こういうお姫様と姫を守る守護神的なやつの雛形なのかな。
これもちょっとかじってる。
里見八犬伝の作者はこの作品に27年も費やしているとのこと。すごいよね。たった2時間弱の映画だけど、バックボーンが細かく作られているからこそ入り込めて面白いんだろうなぁと思います。これwikiを読むと、八犬士の設定が詳しく書かれています。
エンタメの素晴らしさ
そもそも「八犬伝」というからに、犬の物語なわけで、かじっている人は姫と犬の子孫が八人いて、その八人と現代の姫様が古からの因縁を絶つため結集する・・・!ということはなんとなーく知っていると思われる。
まあ、ざっくりいうとそうなのですが、面白いのがこの伏姫と犬・八房です。
現代人ですから、
えっ・・・・犬と姫が・・・そんなことしちゃったわけですか!?
と思うでしょう。しかし、実際は行為はなしに「気」が種子を伏姫に宿したのですね。
犬・八房はただの犬ではなく、因縁の対決相手・玉梓の呪詛をくらっていました。玉梓の呪いとは里見の子孫を畜生の道に落とすことでした。だからそういう機会が生まれるような展開になったのですね。
さて、本作はそんな因縁から100年後のお話です。妖怪として舞い戻って来た玉梓は里見家を全滅させるべく精力的に活動していました。しかし肝心の姫の首だけが見つからない。
一人生き残った姫の元には伏姫の意志を継ぐ白い珠を持った者たちが集い始めていた。
ここに、因縁の決着が始まる・・・ー!
姫様と親兵衛のロマンスも書かれている本作。
面白いのは、八犬伝って作者によって主人公格が変わるところですね。私は今まで八犬伝と言ったら犬塚信乃と思ってたんですよ。だから親兵衛がでてきたときは、
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やっぱりこの人を想像しました・・・笑
映像ってさ「しんべえーーーーーー!」で漢字じゃないのでね、どうしても忍たまが・・・笑
ただ、原作の正規ルートは姫×親兵衛のようで忠実なのはこの映画でした。この映画見なかったら完全に主役を取り違えてました・・・アブナイアブナイ。
八犬士それぞれにドラマがあって、人の数だけヒロインが変われるエンタメ性。どの時代もエンタメなくして受け継がれないよな・・・と思うのでした。