深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】おろち~永遠の部外者は、とある一家の秘密を知る~

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《内容》

29歳――美しき姉妹を待ち受ける、悲しき運命のはじまり。
100年に一度永い眠りにつくことによって、不老不死の体を保ち、人の世を彷徨い続ける謎の美少女“おろち”。行く先々で起こる、人の業からなる悲劇、惨劇を、時に自らの不思議な力を介入させつつ、“おろち”は見つめ続ける。彼女は天使なのか、悪魔なのか・・・どこから来てどこへ行くのか・・・誰も知らない。“おろち”が家政婦として潜り込んだ門前家には二人の美しい姉妹がいた。門前家の女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳を過ぎる頃には突然美貌が崩れ始め、果ては化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくという。ある日、妹の理沙は醜く崩れ死んでゆく間際の母親から、もう1つの門前家の秘密を打ち明けられる・・・。

 

 この映画めっちゃ好きだし、「おろち」シリーズ全巻買った。

おろち(1) (ビッグコミックススペシャル)

おろち(1) (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者:楳図かずお
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/12/15
  • メディア: Kindle版
 

 今回は1巻と4巻の中の2つの物語の合作です。

おろち(4) (ビッグコミックススペシャル)

おろち(4) (ビッグコミックススペシャル)

  • 作者:楳図かずお
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/12/15
  • メディア: Kindle版
 

  美しい姉妹の呪いとなれの果てをおろちが見届けます。

 

姉妹を襲う悲劇と業

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  銀幕のスター・門前葵長女・一草妹の理沙と比べて出来が悪かった。そんな一草に葵は厳しかった。自分の呪いが始まる前に二人を一人前にすることが目的だったからだ。

 おろちはそんな二人の姉妹と門前家の行く末を肖像画にたくし、旅に出る。少したつと、葵はスターを引退した。肖像画から見た葵の狂乱におろちが駆け付けると、すでに葵の額と指先には呪いが発症が始まっていた。

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 おろちは葵は助けるべく大量の出血を伴った。ゆえに100年に一度の眠りのはずが速攻で眠くなってしまう。死体として処理されないために山奥に引っ込んだおろちは、佳子という名の流し家族の娘に乗り移る。

 おろちとしてではなく佳子として再び門前家にやってくることとなったが、佳子が門前家に呼ばれたのはある計画のためであった。

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 葵とうりふたつの顔となりスターとなった一草とその世話役となった理沙は、母親が呪いによって醜くなったことを世間に隠し、自らも発症におびえていた。

 理沙は、最初に発症が予測される姉に同じ血液型の佳子をあてがい、血液を移植するようにすすめるが一草はかたくなに拒んだ。

 しかし、葵が死に際に理沙に「お前は門前家の本当の娘ではない」と告白したことから、妹だけが美しいまま自分が醜くなることを知った一草は理沙を執拗にいじめるようになる。

 

 大ドンデン返し!

があるのでここではネタバレしませんが、おろちのクールさや佳子の告白もあり、次から次へと伏線が回収されていきます。

おろち

おろち

  • 発売日: 2015/09/28
  • メディア: Prime Video
 

 この映画が面白かった人は、漫画ほんとうにおすすめです。

一巻の「骨」も好きだし、二巻の「秀才」、「ふるさと」も好きです。奥が深い楳図ワールド。全部集めたいけど怖いんだよな・・・。