≪内容≫
美とエロスの天才画家、エゴン・シーレの半生を映画化した伝記ドラマ。1918年冬、第1次大戦下のウィーン。スペイン風邪が猛威を振るう中、シーレの身を案じた妹のゲルティがアパートを訪ねると、そこには重体に陥った兄が横たわっていた。
ポルノかエロスか
エゴン・シーレが生まれたのが、1890年。それから7年後に後にバタイユが生まれる。シーレはオーストリアで、バタイユはフランスで生まれました。
1890年代の欧州ではエロスについてなんか起こってたんですかね?
彼は少女~女性の裸を主にスケッチしていました。
なので、もちろん紙には裸だったり、局部が描かれている少女がいるわけです。それを「ポルノだ」と言われ、目の前で燃やされてしまうのですが、そもそもエロスってなに?って思いませんか?こういうって美大とかに行ったら勉強するんですかね?
本作は、女性の性的な魅力を表現し続けたエゴン・シーレの物語です。彼の描く絵は女性の性器やらなんやら描いてるので法で裁かれるのですが、彼はポルノとして判決を下されたことに対してエロス芸術だ!というのです。
シーレが描く絵はモロ出しではありますけど、めっちゃ美人に描いたりはしていないと思うんですよ。
やっぱりシーレが生きた時代から約100年後の世界で生きちゃってるので、感覚が違いすぎるんだろうな。
この時代は、女性の胸とか局部とかそういうものが描かれているだけですごく価値があったのかもしれない。分からんけど。
今はもう漫画で詳しい性行為とか少女漫画でも掲載されてるのがあるから、一枚の動きのない裸体姿だけでポルノと思っちゃうほど性的興奮が呼び起こされない気がする。
分からんけど。じゃあ日本のおっぱいマウスパッドとかもう罰がすごいことになりそう。
この映画の見所は、芸術家って遠くから尊敬する分にはいいけど身近にいたらマジでやだな・・・と思うところwww
キレた女性に跳ね飛ばされたあとこんなこと言える?
言われた方もびっくりするけど、もうそんだけ絵が好きならいいよって気持ちになりそう。
やっぱり天才と変態は紙一重だな、と納得する映画。
生活のために描く部分もあって、芸術家って宙に浮きまくってるわけじゃないんだよな・・・。