≪内容≫
宮藤官九郎が監督・脚本を務めた奇想天外な地獄コメディ。修学旅行中に不慮の事故でこの世を去った平凡な高校生が、大好きなクラスメートにキスしたい一心で、赤鬼と一緒に地獄からの生還を目指して大奮闘する。主演は長瀬智也と神木隆之介。
たまには暗くないやつが観たい。
二時間集中できない。そーゆーときはクドカン観よう。そんな感じです。
地獄も天国も頭文字は同じHだ。
修学旅行中のバスでいきなり死んだらしい関くん(神木)と、地獄でロックバンドのギタボやってる鬼(長瀬)。後ろの鬼(?)もいいかんじ。
突然地獄にやってきちゃって、まだ好きな子にも告白してねーんだけどぉおおお!っていう関君に生き返るチャンスがあることを告げる鬼。関君は地獄での労働を一生懸命こなし転生のチャンスを待ちます。
こういうの連続ドラマにしてほしーなー。
ドロドロの恋愛とかサスペンスばかりじゃなくて、こういう異世界っぽいやつ。こういう世界観好きな人わりとたくさんいると思うんですが・・・。
鬼灯の冷徹の世界もこんな感じかなぁ。
地獄行きたくなっちゃうんですよね・・・面白そうで。
あー、これ鬼フォン。
この辺電波わりーから繋がりにくいんだわ。
この映画作中の小道具すっごい凝ってて、あと背景もですがすっごい見てるだけで楽しいんですよ。たまにはこういう内容じっくり見てないと置いてかれるのじゃなくて横になってポテチ食べながら見れるやつもイイ!!
これ売って欲しい。高くてもオーダーメイドでいいから。
シャキーンって開くんです、口が。
でもこれじゃ液晶が見えないじゃないか・・・と思うでしょ?
もっと口、
開きまーす!
ちなみに鬼パッドもある。
あなたがいればそこは天国
あなたがいないそこは地獄
実はギタボの鬼は人間時代に曲を作っていた。その曲の歌詞がこれで、この歌を聞いた少年は心をうたれてしまう。
少年が死んだとき同級生も多数死んでいた。しかし地獄にいたのは自分一人。大好きだった同級生は天国に行ったか死ななかったのだと思う少年はなんとか地獄から出ようとする。
ある日、地獄に元同級生がやってきた。彼はあの事件で生き残り、末期ガンを経て地獄にきたのだ。そこで、少年は彼女も生き残っていたのだと聞かされる。
なんやかんやあって結局ハートフルストーリーになります。とにかくこれ見ると「ああ・・・美術さんになりたい人生だった・・・」と思います。ぶっちゃけストーリーはそんなに重要じゃない!美術!小道具!セット!鬼ちゃん!!!!
人はみな、地獄に詳しいHELL
でも天国のことは、誰も知らないHEAVEN
長瀬君は「ひとりぼっちのハブラシ」もそうだけど、ほんとうにこういう飾らない歌で人の心を動かすなぁと思う。
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生きてる間は誰だって地獄より天国に行きたいと思うだろう。天国は楽園で、地獄は永遠の罰だと思っているだろう。しかし、本作では地獄では地獄フェスみたいなものが開かれてるし、なんかかなり盛り上がってる。
対して天国はというと・・・キツイ人には「いっそ殺してくれェ!」となりそうな世界に。
「あなたがいればそこは天国、あなたがいないそこは地獄 」は、人によって天国も地獄も変わるってことで、「人はみな、地獄に詳しいHELL でも天国のことは、誰も知らないHEAVEN 」は、皆嫌なことは調べまくるけど、いいことは無条件に受け入れるじゃん?ってことだと思う。
自分にとっての天国地獄は自分の価値観で変わるのに、世間的にネガティブなことは自分にとってもネガティブと思いこんじゃうのは何でなんだろうね。
そんなことしてたら自分にとってポジティブなことなんて知ってるやついんのかよ、ってなっちゃわないか。
っていうメッセージをこの映画から感じたんですが、こういうのを明るく押し付けがましくなく、むしろこんなメッセージは意図されていないかも、と思わせるクドカンの世界観好き。
Welcome to MY HELL!!ってとこ好き。