深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】犬神家の一族~積み重ねられた業と、死者に操られる生者の業~

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≪内容≫

 信州財界のフィクサー・犬神佐兵衛が残した謎の遺言状。
犬神財閥の巨額の遺産を巡って、血塗られた連続殺人が起こる。
犬神家の家宝である 斧(ヨキ)・琴(コト)・菊(キク)に隠された秘密とは?
名探偵・金田一耕助が解き明かす血の系譜、そして意外な真相とは!? 
ミステリー界の巨匠・横溝正史の世界を映像化した最高傑作にして、記念すべき角川映画第一作目。

 

 「シャイニング」と並ぶ原作知らんけどパケ写知ってる映画

 なんかたまにモーーーーレツにこういう事件ものが見たくなる。金田一少年とかコナン見て育ったせいだろうか。

 ちなみに本作に出てくる白い仮面のスケキヨも名前と風貌だけ知っている謎。

 

時代を超える面白さ

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  もうすぐ令和になるというのになんだね?この面白さは。けしからん!けしからんぞ!!

 もう血とか生首とかおもっきし作り物とわかる精度なのに、なぜこんなに惹きつけられるのだ。そしてやっぱりスケキヨ怖すぎる。これ小学生で見てたらトラウマになるわ。

 

 さて、舞台は那須ということで長野県。犬神製薬という製薬会社を立て村の人たちからも尊敬され莫大な富と事業を築いた犬神佐兵衛が死亡時に残した遺言状を巡る殺人事件

 佐兵衛は孤児であり、17歳のときに那須神社の神官・野々宮 大弐に拾われる。生涯妻を取らず、三人の女に子供を産ませた。その女の子供(孫)である三人の息子の誰かと、恩人である野々宮 大弐の孫にあたる珠代を結婚させようというのが遺言状に書かれていた内容だった。

 

 しかし、佐兵衛の孫は三人だけではなかった。三人の娘によって追い出された四人目の愛人・青沼菊乃が生んだ静馬という男児がいたのだった。しかし消息は不明となっていた。

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  金田一耕助の雰囲気が金田一少年の堂本剛にばっちし受け継がれてまんがな。この遺産相続といい、スケキヨの奇妙な面といい、金田一の「飛彈からくり屋敷殺人事件」を思い出す。

 

しかし戦争と結びついた過去はあの百鬼夜行シリーズ・・・!

  三人の血の繋がらない娘と、正式な孫でもない珠代に与えられた権限の強さ、そして虐げられ行方不明となった静馬、白い仮面の佐清(すけきよ)・・・。遺言状が読まれた後、おぞましい殺人が次々と行われてしまう。

 しかし、根本の問題はすでに亡くなっている死者だけが知っていたのだった。

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  この映画、というかお話はものっすごい作りこまれていてしかもそれが一個一個業が深いというか衝撃が大きいため、えっそこんとこサラっと話して終りかーい!って思ってしまうほどです。

 一代で巨万の富を得た佐兵衛はどうやって製薬で事業に成功したのか?それほどまでに必要とする人間の数が多く、買うだけの金を持っている人といったら誰でしょう?

 

 そして、なぜか孫でもないのに遺産の一番の権利を手にしている珠代の正体は一体・・・?

犬神家の一族(1976)

犬神家の一族(1976)

 

  145分がすごく短かった・・・!