読書が辛いとき。
しかし何かしら読みたいとき。
一番楽なのは再読です。
一回読んだものをまた読む。
「あ~読んだわこれ」とスイスイ読めるので負荷がかかりません。
今だったら絶対買わないであろう本書です。本ってこういうのあるから面白いですよね。あれ?何でこれ買ったんだろ?って自分のことなのに全く分かりません。笑
たぶん、この当時は美容にハマってたんだろう・・・。たぶん。
今の私が気に入ったお話を紹介します。
自然は天才
鳥のさえずりももちろんだが、見も知らぬ人と、同じ素敵さを共有し、一瞬でも心が思い切り通じ合ったこと。これは紛れもなく自然の美しさの力である。
自然っていいですよね。
私は高尾山とか人が多そうな山に登ったことがなくて、地元の小さなレストランとか何にもない山にしか登ったことがないので、挨拶くらいはしますが「きれいですね」とかそういう会話を見も知らぬ人としたことはありません。
だけど、言葉にしなくてもただじーっと山から下を見ているときって結構みんな無言なんですよね。
だから私も気持良いし、たぶん隣の人も気持良いんだろうなぁって思う。
登る人も気持良さを求めて登るんだろうなぁと思っています。
私は旅行に行くぞ!となったら都会より田舎に行きたい人間です。
レジャーランドや観光よりも、山奥の温泉旅館でずーっとこもっていたい人間です。
なんでしょうね・・・自然ってどこか神秘的かつスピリチュアルなものを感じます。何にもしなくても、心が洗われるような・・・。
都会の人がたくさんいる神社とかお寺とか、いわゆる有名なパワースポットってそこまで力?を感じないんですが、人のいない(少ない)神社とかお寺とか、森ってちょっと怖くないですか?
美しさって究極は畏れだと思うんです。
女性が美人よりかわいい方が人気なのは、畏れがないからだと思っています。
美人な人ってちょっと怖い。
だから自然という天才的な美しさを感じるってことは畏れるってことだと思います。だから「きれい・・・」って見惚れるのと同じくらい狂気を感じる。
つまり恐怖を感じない「きれい」はそうでもない、と私的には結論付けています。
東北の夜とか真っ暗で星がキレイで怖いです。
夜に吸い込まれそう、闇に消えてしまいそう、そんな言葉が恥ずかしくなく丁度いいくらいに感じます。
そういう感覚って「ああ、自分はなんてちっぽけなんだ・・・」と思えて悩みとかストレスとか何でもなく感じられます。
そういう意味で美容効果はありそうですよね。
ストレスは美容の大敵ですので!
清潔づくり
かといって、私には生まれつき清潔の素材がないと投げてはダメ。生まれつき清潔な顔立ちはあっても、もともと不潔な顔立ちはないらしい。
だからせいぜい肌を磨く。
キレイに老化するコツも清潔さらしいです。
最近の暑さの中で、サラサラの髪をポニーテールにしてノースリーブで颯爽と歩く女性がいたらドキッとしませんか?
電車に乗っていると、やはり朝は大体無臭だし、女性も化粧が浮いたりしておらずキラキラしています。
しかし帰りの電車になると、汗臭い匂いやら、ファンデショーンが浮いたりまだらな顔の女性やら髪がボサボサの人なり、「一日働くとそうなりますよね」という状況になっています。
正直、清潔さがあればモテると思います。
そして一番人に好かれる(または不快に思われることのない)ポイントだと思います。
だけど、これが一番難しい!!と私は思う。
だって夏は汗かくしさ、私猫っ毛だからサラサラ~よりモハモハ~ってなっちゃうしさ、乾燥肌じゃないからファンデも一日中崩れないなんてことはあり得ない。
大事なのは分かるけど、そんなこと気にしてたら精神病みそう・・・って思うので、私は肌だけ気にするようにしています。
肌も、髪も、ファッションも・・・なんて無理!!!
とりあえず、ファンデで顔ドロドロ・・・っていう状態だけは回避しています。
肌に関しては素肌が良好ならそれほど面倒ではないです。なので、日頃からニキビに気をつけるとか、眉毛をちゃんと整えるとか、シミにならんようにビタミンC飲むとか、すると楽です。
ニキビやシミを隠そうとするとどうしても厚くなって、厚いと崩れたとき、ハンパなく崩れるので、なるべくベースをきれいにして、薄塗りでいけるようになれば清潔さまでいかなくても汚くはないだろう・・・・!
という私の考えです。
たまに芸能人の肌が汚い的なことをネットで見ることがありますが、厚く塗っているから余計目立っているような気がします。
映像なら凸凹は気にせず色味のために厚塗りしているのかもしれませんが、共演者たちは気付いているだろうな・・・と思うと、彼らのメンタルの強さに感服致します。
私は生まれつき清潔の素材がない人間だったけど、今ではニキビもニキビ痕もほとんどなくなりました。
だから諦めなければ、清潔は作れる!!!と思い、でもめんどくさがり&高級な化粧品やスキンコスメを買いたくないので、日々せっせとビタミンC飲んだり、糖分取り過ぎないようにしたりしています。
未完成の幸せ
そう言えば、インテリアの専門家が「インテリアは完成させてはいけない」と言っていた。
確かに、もはや何も動かせない、何も引けないし何も足せないという完璧な部屋ができあがると、幸せな気分なのはほんの数日、たちまちその部屋への関心がなくなったりしてしまうのは、よくあること。
確かになぁ・・・。
というか完璧ってなんなんでしょうね?
確かに、と思いつつ、いつ「これは完璧だ!!!」と思ったっけ?思ったことあったっけ?と思いました。
完璧・・・うーん。
でも人間ならそういう人います。
完璧というか隙のない人。尻尾を出さない人?というのかなぁ。
日本のアイドル需要とか見ると、完璧な美女より不完全なりに頑張る女の子の方が可愛さや愛嬌があって人気ですし、国民的に不完全なものを愛する感覚があるんじゃないかなーと思います。
日本のわび・さびも不完全の美らしいですし。
美人でも、ちょっと抜けてたりすると残念な美人とか言われますが、たぶん愛されてると思います。
愛しやすい。
これが自分の中ではしっくりきます。
愛される人は愛する側が愛しやすいんですよね。
なんだ!こんな美人(かわいい)けど、性格普通じゃん!とか、趣味私と一緒じゃん!とか話し方とか笑い方を見て親近感を覚えたり、ちょっと毒を吐いたり、ヒステリーになってみたり・・・そうなると、愛しやすい。
そんで愛しやすい人ってすごく貴重で、なぜなら愛する側が愛しやすい人を通して自分も愛せるからなんですよ。
まぁちょっと同性目線なので、異性目線だと分かりませんが、やっぱり愛しちゃうと、「こういう子になりたい!」「この子のこういうところを私も手に入れたい!」と思って自分に意識が向く。
愛すれば愛するほど自分も輝いていくんですね~。
美容って大事ですけど、何より大事なのは愛されることです。
そんで自分で「私って結構愛されてね?」と思えること。
この感覚って、自分で自分の理想を追いかけているうちは気付けません。自分の理想を追いかけつつ、外の世界とも関わること。
自分の理想だけを見ているうちは他人の目線ややさしさに気付けないですからね。
たぶん、この本買ったのは22歳くらいだと思うのですが、浅はかだったよな~って今は思います。
たしかに美しい人は愛されるとは思いますが、本質はそこではないんだと今は強く感じます。
だけど、本質だけを求めてボロボロの姿で「人は見た目じゃない!!」というのはまた違うと思うので、美しいとは何か?オーラとは何か?美人と凡人の違いは何か?っていう知識を持った上で本質も大事にすることがバランスが取れていいかなぁと思います。
本書の作者、齋藤薫さんはびっくりするくらい女性を観察している(街ですれ違った人からロビーにいた人まで)ので、本当にいろんな女性を見て研究した中で見つけた答えを書いてくれています。
日常生活でここまで女性を意識してみるのは難しいですし、そこからなぜ?に発展させ答えを自分なりに見つけるのは並大抵には出来ないと思います。
美容だけに力を注いで本質がクズじゃしょうがない。
中身も見た目もバランスが大事。