深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】タイヨウのうた~ひかれ合い恋をして、自分の命を一生懸命に燃やすことで相手を輝かせる~

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≪内容≫

彼女は、タイヨウに帰っていった。僕の心に、歌をこのして――― 月の光の下で、限られた時間を歌と一緒に生きた少女の物語。 雨音薫、16才。学校に行かず、夜になると駅前の広場で歌い続ける毎日。彼女は、太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えていた。昼と夜を逆転した孤独な毎日。そんな彼女の秘密の楽しみ、それは、彼女が眠りにつく明け方からサーフィンに向かう孝司を部屋の窓から眺めることだった。太陽の下では決して出会う事のない二人だったが、運命は二人を引きよせる。

 

あー恋愛したい恋愛したい恋愛したいr

 

これほんといい曲だよな、と思う。

Good-bye days

Good-bye days

  • アーティスト: YUI for 雨音薫,YUI,Akihisa Matsuura,Hideyuki“Daichi”Suzuki
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  • 発売日: 2006/06/14
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 歌詞もすごくすてき。

 

恋愛したくなる映画

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 主人公・は特殊な病を抱えていた。太陽に(というか紫外線)を浴びなければ普通に生きられるというわけでもなく、他の症状も出る恐れが十分にあり治療方法は見つかっていないという状況。両親は彼女を必死に太陽から遠ざけ、守る。

 

 だから彼女は夜に生きた

 夜にギターを持って駅前で歌って帰ってくる。日中は部屋の中に閉じこもらなければならなかったから。薫の家の前にはバス停があって、そこにやってくる男の子のことを薫は部屋の窓から見ていたのだ。まだ日の高くない早朝にやってくるその男の子を。

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 日に焼けた健康的な肌をした少年はスクーターでやってくる。茶色に染めた髪の毛が太陽の光を浴びて輝き、薫は少年に恋をする

 

 薫はそれまで両親と友達しかいなかった。だから、自分を世界に打ち明けるのが夜だけだったとしてもそこまで不満はなかった。太陽の光より大切なものがまだなかったから。

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 しかし好きになったのは、太陽の下でこそ輝き太陽を愛し愛される男の子だったから、薫はどうしても太陽の下を歩きたくなってしまう。

 

 人を好きになったことで、薫の体には異変が起き症状は悪化の一途をたどっていく。憤慨する両親との亀裂。恋の障害。薫には高い壁がいくつもできた。

 

 だけど、薫は好きにならなければ良かったとは思わない。

 誰かを好きになることは、自分の生活習慣が変わることだし自分自身が変容していくことだし強くもなれば弱くもなる。恋をすることで誰でも絶対に起こることは「変化」なのだ。

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できれば 悲しい 想いなんてしたくない
でもやってくるでしょ?
そのとき 笑顔で Yeah hello!! my friend なんてさ
言えたならいいのに…

 

同じ唄を 口ずさむ時
そばにいて I wish
かっこよくない優しさ
に会えてよかったよ

…Good-bye days

  太陽に焼かれてしまう薫と太陽に恵みを受ける少年という全く真逆の人間がひかれ合い恋をして、自分の命を一生懸命に燃やすことで相手を輝かせる

 そういう青々とした清らかな恋は若者の特権かな、と思います。

タイヨウのうた

タイヨウのうた

 

  ニケツで好きな人の後ろに乗ってるときってすごく素の感情があふれ出てくるよね。戸惑いも好きって気持も全て。だって、絶対相手が振り向かないって分かってるからさ、隠していたい想いも全部この時だけはダダ漏れな気がする。物理的な揺れもあいまって、ものすごく心地よくて謎の万能感に包まれるサービスタイムだったりする。