
≪内容≫
アカデミー賞受賞スタッフが手掛けたSFサスペンス。森の中のキャビンに迷い込んだサマンサ、トム、ジョディ。寒さと飢えのため3人は協力し合い、次第に打ち解けていく。しかし、それぞれが認識している現在地や時代が全く異なることに気付き…。
まさかのイイハナシーサー!
ずーーっと仮定立てて見てたけど全然予測できなかった。最初はずっと同じ場面だし地味だし変な映画引いたかと思ったけどなぜか見るほどに覚醒してくる。これはすごい。primevideoってこういうとこあるから高くなってもやめれない。
金庫は異次元への扉
森の中にある小屋に集まったのは妊婦のサマンサ、片脚を引きずるトム、素行の悪いジョディの三人だ。
三人はそれぞれ事故やなんやかんやで目が覚めたらここにいた。一人、また一人と小屋に人が集まり、もう一人がやってきたとき秘密が開かれる。
謎の森から脱出しようと試みるが、なぜかどこにも行けない。そして小屋の外は極寒でありどれだけ険悪な関係になろうが小さな小屋に三人で肩を寄せるほかはない。食料も何もなく、どれだけ歩いても同じ場所に戻ってきてしまう。
しかも三人が行こうとしていた場所は州が大きく離れ年代も別だった。
ついに四人目の人物が現れるが、彼は銃を所持しており三人は彼に縛られ脅される。しかも言葉はドイツ語で意思疎通は父がドイツ人でありほんの少しだけ話せるサマンサ頼りであった。
一見何の共通点もなかった三人に通じるもの、それは同じ人物が閉じ込められたロケットペンダントだったのである。
この物語、日本人はお馴染み「世にも奇妙な物語」か、むかーしやってた「週刊ストーリーランド」にありそうなファンタジーというか奇妙な物語であります。
始まりは素行の悪いジョディが小さな個人営業のスーパー(たぶん)に強盗で押し入り、レジの金だけでなく金庫も開けろと主人を脅したことから奇妙な世界の映像に切り替わるのです。
この主人が何者なのか、そしてこのスーパー自体が「電影少女」に出てくるビデオ屋みたいに
この世のものではなく、心が美しい人間の前にしか現れない扉なのかもしれない。
自分の人生は自分のものと言うけれど、では生まれた瞬間からやり直せば違う人生になるのかというと、もっともっともーーーーーーっと遠い次元まで遡らなければならない問題と言うのが巡り巡って今の自分に廻って来たのかも知れない。
信じる者とか善人が救われるのはもちろん嬉しいけど、信じられなくなってしまった人間や悪に走らざるを得なかった人が救われるのもすごく嬉しいですよね。