今週のお題「2019年上半期」。
気付けば173もの作品と出会っていたのだが、もう半年も経ってしまったのか・・・という気持ちが拭えないZE★
こう毎日毎日映画を見ていると、すでに映画鑑賞が日常レベルになってきてもはや特別感は消え失せている。だからこそ「あれ?おととい何見たんだっけ?」となることがほとんどでそれくらい私の脳内を通り過ぎていく映画は多い。
鑑賞後は猛烈に感動し、もうこの作品以上のものはナイ!などと言いきってしまう位のめりこむのだけどそういった感動は一過性のものであることは否めない。
忘れてしまうならそんなにたくさん見ても意味なくね?
だったら大好きな作品を覚えるくらい何度も見た方が実りあるんじゃね?
と思う人もいるだろう。私もその考え自体はものすっごく理解できるのだけど、ではその「大好きな作品」と自分で思い込んでいる映画は本当に大好きなのでしょうか?ともう一人の私が囁くのだった。
人生に100本しか見ていない映画の中の1本と1000本見た中での1本じゃ、大好きレベルが違うと思います。だから、この映画を見まくる行為っていうのはもはや「大好きな作品」がこの作品で間違いないのだ!という証明を毎日している、ことであります。
さて、なぜこんなに前置きが長くなったかというと、173作品も見ておいて猛烈に記憶に焼きついている作品と万人にオススメしたい!という映画が各1本ずつしかなかったからですw
このお題を見たときキタ!猛烈に書ける!と思ったのに思い返してみたら2作品しかなかったw
記憶に焼付いた映画
CUB/カブ -戦慄のサマーキャンプ-(字幕版)
シッチェス映画祭受賞の新感覚ホラー!カブスカウトのチームに所属する少年サムは、キャンプに向かった森に何か異様な空気を嗅ぎ取る。その内にメンバーの周りで不可解な出来事が起き始め、木の仮面を被った少年の出現を機にキャンプは、予想だにしない恐ろしい現場へと変貌をとげる。
この映画、あんまり評価はよくなくて、私もAmazonでレビューするなら☆5はつけないと思う。でも映画が何ぼのもんくれんねん!と言ったら薄っぺらい感動ではなく鑑賞後に「あの映画って一体なんだったんだろう・・・あの少年はどうなったんだろう・・・」という世界観だと思うんです。
私たちにある世界は、足で踏んでるこの世界だけだからそこから別次元に飛ぶにはこういう誰かが作ったもう一つの世界が必要になります。それは映画じゃなくても本であれ音楽であれダンス、歌、自ら作りだす空想、なんでもOK。
個人的にはこの映画はものすごく好きな世界観で定期的に気付いたら反芻している。
R15かつホラーなので要注意。
万人向けお薦め映画
植物図鑑 運命の恋、ひろいました
東京で一人暮らしをしている23歳のさやかは、ある冬の夜、アパートの前でお腹をすかせて動けなくなっている、見ず知らずの若い男性・樹に遭遇する。そして、樹に家事全般を担ってもらうことを条件に「半年間」という期限付きの同居生活が始まる…。
今年は積極的に邦画のラブストーリー見てるんですが、ダントツで良かったですね。恋愛映画ってぜーーーーんぶ同じように見えるんだけど、実際に見ると結構違いがあって面白い。
本作は原作者・有川浩さんの作品に私がきゅんきゅんしてしまうという相性の良さもあると思うのですが、誰かをわざと傷付けたり振り回したりするような恋じゃなくて、相手を尊重する愛を描く有川さんの恋愛ストーリーが大好きです!
この作品は自衛隊の恋人との恋愛物語です。女の子は「会いたいなら今すぐ来てよ!」と思ったり実際に言ってしまうかもしれないですが、その一言で相手の人生設計が崩れてしまう位自分の言葉が相手に影響を与えることに自信を持って、その言葉を胸の内に収めた方がいいと思った作品。きゅんきゅんです。
映画があまりに良かったので原作未読ですが、レビューだと原作の評価すごくよくて気になる。
人を好きになるときに、名前とか住所とか働いてる場所とか関係ないって思ってるけど、こうやって急にいなくなっちゃったときに探すすべがなくて好きって気持しか持っていないことの切なさが純度100%で泣ける。
ちなみに不動の一位はパンズ・ラビリンス。