≪内容≫
証人も証拠もなく迷宮入りしかけている連続少女誘拐事件を追う刑事チョンドンは、ある日、公園で不可解な落書きを目にする。後日、ソウルで誘拐された少女が死体で発見されるが、事件現場の様子は公園で見た落書きと一致していた。チョンドンは、落書きを描いたジュンという少年を追いつめ逮捕するが…
久しぶりに韓国映画を見たいな~刑事もので。と探していて出会ったもの。日本でいうサイコメトラーEIJIの第一話みたいな感じですが、面白かったです。
サイコメトラーEIJI(1) (週刊少年マガジンコミックス)
- 作者: 安童夕馬,朝基まさし
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: Kindle版
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人を救う手と殺す手
自身の弟を幼少期に誘拐殺人で失っている刑事・チョンドンは、現在起きている連続少女誘拐事件に人一倍熱い思いがあった。情報がほとんどない中、壁に描かれた落書きが被害者の発見現場を示していたことから落書きをした人間を探す。しかしそんな中、自分が笛を渡した少女が新たな失踪者として届けられる・・・。
落書きの男・ジュンはサイコメトリーという、持ち物がもっている記憶を読める能力を持っていた。しかし、自らの手がオートで人の過去や記憶を受信してしまうことから、車に引かれそうになった母の手をとった時に拒否され母が死亡するという過去を持つ。それからジュンは自らの手を「人を殺す手」と戒めており、チョンドンの願いにも耳を貸さなかった。
だが、サイコメトリーでチョンドンの過去を知ったジュンは自らの存在を誰にも告げないことを約束させて新たな落書きを描くが、上司たちに詰められたチョンドンの自白によりジュンは警察に捕まってしまう・・・。
そんな中、檻に閉じ込められた少女に犯人の手が近付く。さて、少女に触れるのは人を殺す手か人を救う手か?
韓国映画の良さって分かりやすさがあると思うんですが、チョンドンが笛を渡した時点でたったフラグで、分かりきってるんだけど、その笛を思いっきり鳴らしても誰にも聞こえずに連れ去られてしまうところとかね、もうやりきれない感というか、見ている人の感情をがんがん引き出してきます。チョンドンナニヤッテンダ!
あと、落書きすっごいかっこいいです。シリーズものにしてもおもしろいんだろうなぁ。それにアクションも良かったです。
韓国特有のお兄さん(ヒョン)、という親しい呼び名も二人の絆の表現に使われていて、そういうのいいなぁ~って思いながら見てました。