《内容》
新型ウィルスがもたらす脅威を描いたパニックヒューマンドラマ。正月明けの市立病院。救命救急医・松岡の下にひとりの患者が運び込まれる。新型インフルエンザと思われたその患者は、治療法が見付からず死亡。やがて院内感染が発生し…。
コロナだねぇ…。
医療従事者は本当に大変だと思うし、なんでボーナスとか昇給ないんだろう?感染のリスクだけでなく、死を間近で見たり、恐怖におびえる患者や不安をぶつけてくる患者もいるだろうに…人は無限じゃないのにね。
強く儚い者たち
主人公・松岡剛(妻夫木聡)が勤務する病院に搬送されてきた患者が感染者第一号であった。治療法を見つけられないまま亡くなった患者と感染が広がった院内。
松岡はWHOから派遣されたスペシャリストの小林とともにウィルスの究明と患者の措置に追われる。
医療従事者たちは全員で未知のウィルスに立ち向かうが、人工呼吸器が足りず、ほかの患者を救うため命に優劣をつけなければならない現実に心を蝕まれていった。
悲劇は院内だけではなく、感染源と思われた養鶏場の主人が首つり自殺をしてしまいます。娘は学校でも後ろ指をさされ、父親がぶらさがっているのを目撃するという最悪の事態になっていました。
さらに小林の家族はずっと治療を続けている小林を待っていました。母に会いたいという小さな娘を必死になだめ、雪の中病院にやってきて小林に合わせてくれと懇願するが会えずじまい。
目には見えないけれど多くの人がウィルスによって生活を壊されていました。さらに小林は感染し、目から赤い血を流して帰らぬ人となるのです。
病院という小さな国の中でウィルスに侵された人も、それを必死に看病する人も生きています。死と隣り合わせでありながら懸命に生きています。
家族に会いたい、旅行に行きたい、映画が見たい、好きな人に会いたい…いろんな感情があると思います。
こういう未知なウィルスにどうやって立ち向かったらいいんでしょうね。ワクチンができたって怖いし、やっぱり自分がかかったらって考えると怖いし、だれも責められないし責めてしまう。。
ペストや結核の時代じゃないのに、医療もなにもかも発達してるのに、それでも人類の戦いは続くんだなぁと思いました。でも、戦争よりはいいな、と思ったりしました。暇で平和だとなんか戦争とか起こりそうな気がするから。
早くなんとかなってほしい、2021年の一番の願い。