≪内容≫ 心理学者、強制収容所を体験する-。飾りのないこの原題から、永遠のロングセラーは生まれた。原著の改訂版である1977年版にもとづき、新たな訳者で新編集。人間の偉大と悲惨をあますところなく描く。 したいことの一つがオーロラを見ること。 そして…
≪内容≫ 12歳だったわたしは、サティアンに一人取り残された。地下鉄サリン事件から20年。オウム真理教教祖・麻原彰晃の後継者ともいわれた「アーチャリー」の人生が、はじめて明かされる。 オウム真理教の関係者の本を読むのは初めてです。 私は以下の二冊の…
≪内容≫ ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて―。読後、きっとこのタイトル…
≪内容≫ 夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世…
≪内容≫ 女性の裸を描き続けているヌード専門画家のミク。初めて開いた個展で、孤独を纒った美しい青年に出会う。この人が欲しい―彼をひと目見た瞬間、ミクの体内に始まりのサイレンが鳴り響く。ひとりの時間を愛し、絵を描くことで自分の存在する意味を探る…
≪内容≫ 舞台は近未来の島国・R帝国。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。だが、何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在″党″と、謎の組織「L」。やがて世界は、思わぬ方向へと暴走していく――。世界の真実を炙り出す驚愕の物語。『教団X…
≪内容≫ 救いを求めて旅だった若者たちはなぜこんな所に辿り着いてしまったのか?地下鉄サリン事件を生んだ「たましい」の暗闇に村上春樹が迫る。オウム信者徹底インタビュー。 自分的に衝撃だった一冊。 オウム関連の本は前作のアンダーグラウンドと本作しか…
≪内容≫ 1995年3月20日の朝、東京の地下でほんとうに何が起こったのか。同年1月の阪神大震災につづいて日本中を震撼させたオウム真理教団による地下鉄サリン事件。この事件を境に日本人はどこへ行こうとしているのか、62人の関係者にインタビューを重ね、村上…
≪内容≫ 村上春樹が語るアメリカ体験や1960年代学生紛争、オウム事件と阪神大震災の衝撃を、河合隼雄は深く受けとめ、箱庭療法の奥深さや、一人一人が独自の「物語」を生きることの重要さを訴える。「個人は日本歴史といかに結びつくか」から「結婚生活の勘ど…
≪内容≫ 村上春樹が選んで訳した世界のラブ・ストーリー+書き下ろし短編小説。 本作には9作品と、村上春樹氏による「恋するザムザ」の計10編が収録されている。 私はその中から一番恋愛要素が薄く、一番心に残った一作品を紹介しようと思います。 テレサ アン…