≪内容≫
平凡な主婦として大地に足をつけた生活をし、一生懸命生きていることが、私という人間を育て、豊かにしてくれた…。女であること、やさしさ、いたわり、心づかい、人と人のつながりを大事にしたい、そんな著者が綴る、うるおいのあるエッセイ集。
女って素晴らしいよ!
ってゆう本でした。女性には読んでみて欲しい一冊。
そしてこの本で私の結婚への意識が変わりました。
女は女らしく、男は男らしくの真意
これって何が由来か知っていますか?
日本人なら一度は聞いたことがあるであろう古事記。
最初の男女イザナギ(♂)×イザナミ(♀)が結婚する話。
しかし、草食系イザナギは自分からプロポーズすることが出来ず、イザナミから声をかけることに。
そうして子供が生まれるがあまりに醜かったため海に流す。(酷)
しかし、イザナギから声をかけ結婚すると無事に子供は生まれたのだった・・・
というあまりにざっくりと話しましたがこんな話です。
つまり、女は女らしく男は男らしくに沿わないと世の中上手く廻んないんですよ!!ってことです。
しかも古事記の時点で解明されているなんて恐ろしくないですか。
基本的に女は強く、男性は受け身なんですね。
だからこそ、女はやさしく、男は強く。持っていないものを持つようにして歩み寄ろうよという話です。
なので、男も強くなくてはいけません。ここぞという時に決断出来る強さをね。
結局は思いやりということですね。
結婚したら習い事はやめなきゃだめ?
私の結婚したくない理由の一つに趣味の時間がなくなってしまうんじゃないかというのがありました。
けれど本書にはこう書いてあります。
多くの稽古事は、結婚前より結婚後も続けていることに意義があるのです。
どうせ、やるからには、十年でも二十年でもかけて、人に教えられるだけの実力と、本物の免状をおとりなさい。
でも、母は申します。好きな稽古に打ち込むことができたから、どんなに不快なことも忘れて、生活にハリが持てたし、毎日がいきいきと迎えられたのだ、と。
それが、結婚に全く関係のない習い事だとしても。
日々を生き生きと過ごすことを結婚生活に任せちゃいけないんですね。
旦那は旦那。子供は子供。そして自分は自分。
趣味に没頭して家庭を疎かにするのはいけませんが、自分で自分の結婚生活を楽しくしなければいけません。
お母さんが笑うと安心するし、お母さんが怒ってると不安になる。
小さい頃そんな気持ちになったことありませんか?
お母さんって本当に大変です。家事、育児、旦那との関係、子供との関係、親戚関係、近所付き合い・・・
けれど、一人間として人生を楽しむこと。これすなわち他人の幸せにも繋がると見た。
強く優しいおばちゃんこそ神
話が脱線してしまいましたが、私達は大きくなるまでにたくさんのおせっかいなおばさま達にお世話になってると思うんです。
幼稚園の先生や学校の家庭科の先生、バイトのレジのリーダーといえばおばちゃんだし、見知らぬ土地で困っている時・・・などなど。
ほんとに小さな小さなことだけど、おせっかいなおばちゃんに意外や意外助けられてませんか?
道に迷った時「どうしたの?」と聞いてくれる。
行列に並んでる時に「どこから来たの~?」なんて話しかけてくれる。
レジの清算が上手く出来ない時「変わってみ!」と助けてくれる。
学校を早退する時に母の代わりに近所のおばちゃんが来てくれたり
隣のおばちゃんが髪を切ってくれたり・・・
強すぎてたまに横入りしたり、集団で電車のイス取ったりするし、うるさすぎるし、迷惑もありますが。
世界からおばちゃんがいなくなったら本当に無関心の世界になっちゃうよ!と思います。おばちゃんがいるから繋がる赤ちゃんから老人まで。
だから、何が言いたいかと言うとおばちゃんになろうよ!ってことです。
結局女らしいということってなんやねんっていう支離滅裂な話になりましたが、それは「気遣い、思いやり、優しさ」です!!
女性は
幼女→少女→学生→社会人→彼女→妻→(おかん)→おばちゃん→老婆
となっていきます。
その中で肌のハリは失われ、シワは深く、シミは増えていくでしょう。
それでも女らしさは永遠です。
男性には男性の楽しみや素晴らしさももちろんあるでしょう。
おばちゃんになるのも怖かったけど、思えばおばちゃんの思いやりや優しさに何度助けられただろうって思って、自分もそんなおばちゃんになりたいなって思いました。
とりあえず、明日からカンボジア行ってくるぞ!!!