深夜図書

書評と映画評が主な雑記ブログ。不定期に23:30更新しています。独断と偏見、ネタバレ必至ですので、お気をつけ下さいまし。なお、ブログ内の人物名は敬称略となっております。

【映画】サヨナライツカ~どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない~

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《内容》

1975年、灼熱のバンコク。
金・美貌・愛に不自由なく暮らし、“愛されること”を求め生きてきた沓子は、ある日、夢に向かって真っすぐ生きるエリートビジネスマン・豊と出逢う。
ふたりはたちまち魅かれ合い、熱帯の夜に溺れていく。
しかし、豊は結婚を目前に控え、日本に婚約者がいた。期限ある恋、かなわぬ恋だとしても、自分は彼を愛し続ける…。沓子は、愛することこそが本当の愛だと気付いてしまった。
そしてふたりは25年後のバンコクで、運命の再会をするが――。
人は死ぬ前に、愛することを思い出すのか、愛されることを思い出すのか――
バンコク、東京、ニューヨーク。一瞬の熱情が、25年の時を超え、一生の愛になる。

 

わしは心が枯れているのか?

全然泣けないし、悲しくないし、心動かない・・・

涙も出ない 悲しくもない なんにもしたくない

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 こんなんだから恋愛できないのかもしれない・・・。でも、最後まで見れたから楽しかったのは事実。

 

本当の愛に出会ったら

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 これを見て思ったこと。

 西島秀俊が芸能人だからとかじゃなくて、自分の恋人が浮気しててさ、もちろん自分はこんな光景見ないと思うけどさ、浮気相手との一瞬がこんな感じだったらいろんな臓器が焼き焦げるわ。

 イヤァ!!

 不倫ものってどっちで見たらいいのか分からないんですよね。ね、みんなどっち側で見てる?

 中山美穂側から見たら浮気相手で、目の前の男を本能のままに愛する代わりに見たこともない婚約者を傷付けてる。

 石田ゆり子側(婚約者)から見たら、こんなワンシーンを恋人がほかの女と作り上げてる。

どうしたらいいの!?

 どっちにもなりたくないから誰も好きになりたくない。(極論)

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  婚約者がいるとわかって好きになったのに、本当に好きになっちゃって辛い思いをする・・・こんなn番煎じの始まりはどうして飽きないんでしょうか?

 中山美穂演じる沓子は、美貌もお金も持ち合わせていてそれでいて自分を語らないミステリアスな女。対する石田ゆり子演じる光子は大和撫子を絵にかいたようなお嬢様タイプ。

 まさにセックシーなの?キュートなの?どっちがタイプよ~?

ね〜え?

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  そして、そんな贅沢な男・西島秀俊演じる豊は、沓子に惹かれながらも生活や仕事を考えると絶対に光子と結婚することは決めていたのだった。

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 「キミハモウヌレナイシ、ボクハモウタタナイ」とか冷たい顔で吐き捨てて、沓子と決別する豊。もっと他に言い方あるやん・・・マジで子供に見てほしくない・・・と思う私。

 

 沓子は仕事に夢を持って取り組む豊が好きだったから辛くてもさよならするんだけど、二人とも実はその後ずっと思い合っていました。

 そして表題の「サヨナライツカ」は、沓子の詩ではなく、光子の詩だったのです。

 

愛に怯える前に傘を買っておく必要がある

どんなに愛されても幸福を信じてはならない

どんなに愛しても決して愛しすぎてはならない

 

 なんかもう・・・救いようなくね?と思うお話でした。だって、これで豊が仕事も何もかも捨てて沓子を選んだら、それはそれで近いうちに終わっていただろうし、だから二人が死ぬまで愛し合うために光子が必要だったのだとしたら、光子ってめちゃくちゃ切ないじゃないですか・・・。

サヨナライツカ

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  よくわかんないけど・・・僕は嫌だ!

不協和音

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