《内容》
小さい頃から外見に強いコンプレックスを持ち、人気タレントのメイクを担当しているイェジ。タレントからは罵倒され、ふとした偶然で出演したTV番組では、自分への悪意ある書き込みで自暴自棄に。そしてある日、巷で噂になっている“整形水”がイェジの元へ届けられた。顔を浸せば、自らの手で自由自在に思い通りの容姿へと変えることができてしまう奇跡の水。後遺症も副作用もない。美しくなりたいという欲望に駆られ、イェジは“整形水”を試すことを決意する。全く新しい人生を歩むために。それからしばらくして、周囲で不審な出来事が起こり始める…。PG-12
ルッキズムっていつからあるんですかね?今の時代が技術的に可能だからこんなに騒がれ始めただけで昔からあったのか、それとも今の時代が平和すぎて自分と向き合う時間ありすぎてこうなったのか、いまいちよくわからないんですが、なんというか日常の言葉のように思う。「整形」というワードは。
そしてアニメ画も話も週刊ストーリーランドが思い浮かんだのでした。
VHSしかないだと!!
人は力がある者を憎む
私に悪いと思わない?
ブサイクと言われ続ける人生の辛さは
絶対に分かるわけない
毎日バカにされて
ずっと死にたかったんだから
今すぐ2億ウォン持ってきて
小さい頃から外見にコンプレックスを持ちながら、テレビ番組のメイクスタッフとして働くイェジ。突然テレビのエキストラとして出演するよう求められ、言われたとおり料理を食べたら、その姿がSNSで炎上。
ふくよかな体系でご飯にかぶりつく姿が「キモすぎ」「閲覧注意」などと書き込まれているのをイェジは発見し家に引きこもるようになってしまう。SNSに張り付いていたイェジのスマホに1通のメールが届く。
両親を脅し「整形水」の代金を手に入れ美の変身を遂げたイェジは明るくなって部屋から飛び出る。娘の顔も全身も変わっていることに両親は驚き、本当に娘なのか?と問うが、明るく前向きな心になったことに安心してしまう。
そしてイェジはさらに親から金をせびり、服やメイクを駆使してスターへと駆け上っていく・・・・
どこで手に入れるの?
まさか人殺しでもする気?
だから豚女は怖いのよ
甘い汁の味を忘れられない
本当に身の程知らずね
整形水の注意点は
バスタブに整形水を入れて全身を浸したら必ず30分で上がること。
ついついお風呂の中で居眠りをしてしまったイェジの体は溶け、原形をとどめなくなりどろどろに溶けてしまう。
両親はそんなイェジを救うため、バスタブに浮いている溶けた肉と自分たちの肉を使いなんとかイェジの一命をとりとめるが、イェジの姿は死体をつなぎあわせてできたフランケンシュタインのようだった。
イェジは整形水の製作者に会いに行き何とかしてくれと頼みこむが「自己管理能力0のバカ女」とののしられてしまう。
一度手にできたものを簡単にあきらめることはできず、かつずっと苦しんでいた積年の怒りもこの発言で頂点に達したイェジは犯罪に手を染めていくのだった・・・
おかしいでしょ
1位の子よりずっと上手なのに
私はブスだからみんなに嫌われてる
小さな頃のイェジの記憶。
バレエの大会で感じた観客の視線。審査結果への不満。小さな頃から刷り込まれた外見コンプレックスは親がなんといおうとイェジの心を蝕み続けた。
正直なところ、審査の真意は分からない。ただ、イェジがそう思ってしまうだけの出来事が小さな頃からあったということだ。
イェジは自分の誹謗中傷をした者ではなく、イェジに美貌を与えた開発者を殺した。確かにイェジに対する発言は必要以上にイェジを傷つけたが、もう一つの人生を与えたのも開発者だったのにも関わらず・・・だ。
でも当然だよね?
影でこそこそいってる無力な奴には何も期待しないけど、力があるのに助けてくれないやつにはイラつくもんね?
これ、シンプルに見えてものすごく怖い心理だなぁと思ってみてました。
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かわいいとかかわいくないとか・・・うっせえわって感じですよね。わしの容姿が己の人生の何に迷惑かけるんじゃって思うわ。