
≪内容≫
歴史ってすごいばかりじゃたのしくない。日本の歴史を作った「すごい」人は、同じくらい「やばい」人だった。
こういうの大好き。
日本史じゃないけどゲーテの恋愛遍歴とか頭おかC-!と思ってめちゃくちゃ好きです。今だったら一般人でもヤフーニュースに載るんじゃないかと思う年齢差w芸術家の自由っぷり(非常識とも言う)ほんと突き抜けてる。
最高に笑える偉人
まずは誰でも知ってる「野口英世」。
野口英世のすごーーーーーーいところと言えば、やっぱり貧しい農家の生まれで左手に大火傷を負って不自由になったにも関わらず努力してお医者さんになったところですよね?ですが、もともと家は貧しい。医師免許をとっても開業できるお金がなかったので細菌学者になったそうです。そのハングリー精神たるや学ぶところしかない・・・
と思うのだけど、
やっぱり人間だもの。
困ったすえに、英世は女学生と結婚の約束をして持参金300円(600万円ほど)を受け取り、そのお金でアメリカへ飛びました。そして一方的に婚約を解消し、アメリカ人女性と結婚しました。もうめちゃくちゃです。
結局、300円は血脇先生が返済するはめになりました。
※血脇先生・・・英世の才能に惚れて仕事を与え、毎月お金もあげていた歯科医。
いやーでも正直、芸術家や偉人ってこういうめちゃくちゃな人のイメージがあるというか、これだけ責任から遠い場所にいないと偉業は成し遂げられないのかな、と思ってます。よく言いますよね、芸術家は遠くからみたらかっこいいけど、近くにいると困るもの、と。うん。そう思う・・・。
つづいては戦国武将の竹中半兵衛です。
私、戦国時代とか戦国BASARAのにわか知識(ダテマサムネとかしかシラナイ)なので、この人だれ?って感じだったんですが
おしっこといえば半兵衛、
半兵衛といえばおしっこ
で強烈に頭に残ったw
なんかこの本見てると、昔の人ってめっちゃクレイジーじゃねえかwwwと思えてくるんですよね。もちろん貧困とか苦しいことも今よりもおおおおおおおっとあったと思うけれど、なんか夢がある。懐古主義なのかな・・・。
さて、おしっこもらしの半兵衛ですが実は独特な「おしっこの美学」があった模様。
半兵衛は「戦の話をしているときに小便とはなにごとか。竹中家の息子ならむしろ戦の話に夢中になって小便をもらすべきだ!」と怒ったそうです。半兵衛は、おしっこにふしぎなこだわりがあったのですね。
最後、「ふしぎなこだわりがあったのですね。(呆)」に読めて草ァwwとなること請け合い。
さて最後は日本の誇り、葛飾北斎です。
画狂老人卍・・・!!
え・・・めっちゃ時代の先取りじゃん!北斎やば谷園 時代がやっと北斎に追いついた卍
書いてる人が「へんな名前」とばっさり斬ってますが、こういうペンネームの人絵師とかtwitterにいそうw
北斎の家くっそ汚い話は割と有名だと思うので、あんまりそれ以上のネタを期待していなかったのですが、まさかの画狂老人卍ぱねえ。
江戸時代に「芸術家」という職業はなく、絵師の仕事は注文どおりに絵を描くこと。しかし北斎は「おれは好きな絵を描きてえんだよ!」とロックな独自路線をつきすすみ、よくトラブルを起こしました。
おれは好きな絵を描きてえんだよ!
あー学校で習う日本史しかり世界史がこれだけ噛み砕かれた面白ネタ授業だったらな、もっと楽しかったのにな。
あとザビエルの布教失敗はザビエルの通訳がインドの坊さんと紹介したことが発端。当時の坊さんは女性と恋愛禁止だったが男性同士はオッケーだった。ザビエルを新手の仲間と思った坊さんは歓迎するが、そのことを知ったザビエルはキリスト教における同性愛禁止に基づき反論。すると、「俺たちの恋を邪魔するな!さてはお前・・・仲間じゃねえな・・・!?」となった。というお話とかめちゃくちゃ分かりやすかったw
すごい人のダメな部分とか常識外れな部分ってすごい励まされませんか?個人的にはやっぱり北斎の「おれは好きな絵を描きてえんだよ!」が笑えるwと思いながらもくっそかっこいいな・・・と思って勇気沸きました。これほんと面白いし、人物知らなくても面白い+覚えてしまう(不可抗力)のでめちゃくちゃオススメです!しかもちょっと励まされるし・・・